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ETCやガソリンは現金払いは損
個人事業主や起業したばかりの法人の場合、クレジットカード(法人カード)の審査になかなか通ることができず、ガソリン代や高速代を現金で払わざるを得ない、ということがよくあります。
現金払いですと、ETCの割引制度が使えないとか、ポイントが貯まらないとか、損することのほうが多く、個人事業主や起業したばかりの法人にとっては非常に足かせになります。実際、税理士事務所の仕事を通じてこれらの小さなビジネスの経理を見ていると、ガソリン代や高速代を現金払いしていることが多く、「もったいない」と思うことが良くあります。
また、車の利用が多い事業の場合、毎月大量のレシートを1つ1つ帳簿に記帳する必要があり、この手間が本当に時間の無駄です。
多くの人が「クレジットカードが作れないから仕方ない」と諦めてしまっているようですが、実は「ETCカードだけ」作成する、または「ガソリンカードだけ」作成するという方法があるのです。
ETCカードだけ作成する方法
ETCカードは通常クレジットカードに付帯する形で申し込み、利用料金はそのクレジットカードの代金として引き落としになります。ところが、下記の「ETC協同組合」に加入すると同じような境遇の小さなビジネスの皆さんを対象として「ETCカードだけ」を発行してくれるのです。
「ETCカードだけ」の意味は、クレジットカードとしての機能は無く、ETC専用カードということです。こちらを利用すると次のようなメリットがあります。
◎現金払いの必要がなくなる
◎ETC割引制度の適用を受けることができる
◎支払は月締め請求書ベースの後払いになる(翌々月口座振替)
◎従って資金繰り的にも有利である
◎大量のレシートから開放されて毎月の帳簿記帳も楽になる
◎法人名義の車でなくても個人の車やレンタカーでも利用できる
◎複数人で使いたい場合は複数枚発行できる
ただし、以下の注意点があります。
- 組合に加入する際に加入費として1社あたり出資金10,000円が必要(ただし脱退時に返還されます)
- 発行手数料と年間手数料が1枚あたりそれぞれ864円かかる
- 毎月の手数料(請求書作成・信販会社への立替保証)として走行金額の5%が必要
これらの情報を天秤にかけて判断されると良いと思います。
ガソリンカードだけ作成する方法
上記の「ETC協同組合」には「ガソリン・軽油カード」の取り扱いもあります。ガソリン代の支払も現金からカードに変えることで、下記のようなメリットがあります。こちらのガソリンカードもガソリン代専用ですのでクレジットカードの機能はありませんが、審査に通らない個人事業主や起業したての法人の皆さんに人気です。なお、ガソリン価格は全国平均値より毎月末に決定することになっており、全国均一の価格になります。
◎現金払いの必要がなくなる
◎年会費・カード発行手数料が永年無料
◎支払は月締め請求書ベースの後払いになる(翌月口座振替)
◎従って資金繰り的にも有利である
◎大量のレシートから開放されて毎月の帳簿記帳も楽になる
◎ブランドはENEOS(エネオス)か出光を選択
◎複数人で使いたい場合は複数枚発行できる
ただし、こちらにも以下の注意点があります。
- 組合に加入する際に加入費として1社あたり出資金10,000円が必要(ただし脱退時に返還されます)。ETCカードとガソリンカードで2回出資金を払う必要はありません。
ガソリン価格は場所によって違いがありますので、全国平均より高い場所に営業拠点があれば、お得になります。下記のようなサイトで全国平均と都道府県平均が確認できますので、ご参照ください。
都道府県平均 ガソリン価格ランキング
https://gogo.gs/ranking/average/
価格は変動するものですので、それよりもカード払いに変えることでメリットを受けるほうが大きいかもしれません。年会費・カード発行手数料が無料ですので、とりあえず作成しておくことをお勧めします。
以上、個人事業主でも作れるETCカードとガソリンカード、という話題でした。
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