【家計簿】なぜお金が貯まらないのか分からない人必見!お金を貯める方法【おすすめアプリを紹介します】



この記事は「なかなかお金が貯まりません。どうしたらお金が貯まるようになりますか?」といった疑問に答えます。



お金が貯まらない理由

お金が貯まらない理由は単純です。それは収入よりも支出が多いから。本当に単純ですが、実は自分の収入や支出をしっかり把握している人が意外に少ないものです。

私もかつてはそうでしたが、だいたいがどんぶり勘定です。給与明細も特に気にせず、手取り収入がいくらかも分かっておらず、それでいて適当にお金を使うという、これではお金が貯まるはずがありません。

お金を貯めるためにはまず収入額、支出額、貯蓄額の3つを「見える化」する必要があります。

私の場合もこれを心がけるようになってから、お金を貯めることができています。まあ、あまり神経質になっても人生が楽しくないので、あくまでざっくりで良いのですが、少なくとも1年に1回はこの3つを見える化して現状把握するようにしましょう。

慣れてきたらだんだんこの見える化サイクルを短くして、半年に1回、3ヶ月に1回といった具合に進めていくと良いです。





収入を記録する

収入額、支出額、貯蓄額のうち、収入額は見える化が最も簡単です。給与所得者なら、給与の手取り額がそのまま収入です。個人事業主や副業を行なっている人は見えなくなりがちなので、「売上」を記録することから始めましょう。

記録方法はExcelのような表計算ソフトでメモしていくので充分です。もし、この際しっかり簿記で記録していこう、という方は以下で紹介している「シンプル経理ツール」などお試しください。



支出を記録する

問題は支出の記録です。これをどうやるかが意外と難しく、多くの人が「まあいいか」と挫折します。紙(ノート)の家計簿では長続きしないものです。

そこで私自身が実践している方法は次のやり方です。

  • クレジットカードはできるだけ一本化してそのカードを使う
  • Linkx(リンククロス)家計簿を使う


クレジットカードはできるだけ一本化

まず支払い方法について、なるべく現金を使わないようにしています。現金で支払うと記録することが困難だからです。レシートをもらって家計簿アプリなどに記録する、という手もありますが、現実にはハードルが高く挫折しやすいです。

クレジットカードで払えば、自動的に支払いが記録され、後述するように後から分析することが容易になります。だんだんキャッシュレスが進んできたので、現金の支払いを極力避けて生活することも以前ほどは難しくない状況です。

また、クレジットカードはなるべくメインのものに一本化して使います。こうすることで分析がやりやすくなります。どのカードをメインにするかは各自の都合ですが、私の場合はJALカードに一本化して、いわゆる「陸マイル」を貯めるようにしています。一本化すると驚くほど多くのマイルが貯まるものです。





Linkx家計簿を使う

Linkx(リンククロス)家計簿はスマホアプリまたはパソコンから無料で利用することができ、充分な機能が使える優れもの家計簿アプリです。銀行口座やクレジットカードの履歴をリアルタイムで自動取得して一括で見ることができる機能がすばらしいです。

私の場合は、上記のJALカードと銀行口座の履歴を取り込んで定期的に状況をチェックしています。自分で記録する手間がなくなり、非常に便利です。スマホの場合、以下よりダウンロードすることが出来ます。



支出を分析する

支出を分析するためには各支出項目を「食費」「通信費」「日用品」といったカテゴリーに分類して、各カテゴリーの金額をある期間について集計するということが必要となります。

Linkx家計簿を使えばカテゴリー分類機能があり、以下のように自動分類されたデータを見ることができます。自動分類がたまにおかしい(間違えている)ことがありますが、パソコン版であれば自分で分類を修正したり未分類となったものを入力することもできます。

リンククロス

Linkx家計簿の分析でも基本的に十分ですが、私の場合はもっといろいろやりたいため、JALカードと銀行のサイトから取引履歴をそれぞれCSV形式でダウンロードして、Excelを使って分析するという方法を使っています。

この方法であれば、手間はかかりますが無料でデータ分析をすることが可能です。また、Linkx家計簿では1年分など金融機関等が保持している過去データしか分かりませんが、自分でデータをダウンロードすれば、過去データを蓄積することも可能です。

データの整理や分類が手間ですが、分類さえ出来てしまえば、あとはExcelのピボット分析を使って、集計したりグラフ化したりといったことが可能になります。

支出を分析する際のポイントは「あまり短期間で分析して一喜一憂しない」ということです。単月で赤字の月があったとしても、1年間で見たときにしっかり貯蓄して資産が増えていれば良いです。

一時的な赤字で慌てて出費を抑えたりといったことを始めると、自分にも家族にもプレッシャーになり健全とはいえません。あくまで数ヶ月〜1年間といった単位で分析して、問題のある箇所を家族で相談の上、対策を考えるといった感じが良いです。



お金を貯めるコツ→強制的に貯蓄

毎月の余ったお金を貯蓄しようとすると、お金は貯まりません。絶対とは言いませんが、自分の経験でも周りを見ていてもこのやり方はうまくいきません。

なぜでしょうか?有名な「パーキンソンの法則 第2法則」にあるとおり、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」から、です。稼ぎを増やしても、その分使ってしまうのが人の性質のため、なかなかお金が貯まらないのです。

では、どうしたら良いのか?それは、支出する前に貯蓄分を差し引いて、ある意味「強制的に貯蓄する」しかありません。これにはいくつか方法がありますが、一般的には次のようなものです。

  • 定期積立
  • iDeCo
  • つみたてNISA
  • 持株会


定期積立

定期積立は銀行側で一定額を積み立てる仕組みで、銀行口座さえあればだれでも簡単に強制的な貯蓄を始めることができます。簡単なのは良いですが、今は利息も付きませんし、これといったメリットがありません。私も定期積立は行なっていません。



iDeCo(イデコ)

これから強制的な貯蓄を始めるなら、一番良いのは「iDeCo」(イデコ)です。iDeCoは個人の確定拠出型年金で、毎月定額を拠出すると最終的に年金として返ってくるものです。

iDeCoのメリットは拠出金全額が所得税の所得控除となり、税金を安くできることです。強制的な貯蓄をしつつ、税金も安くなるという一粒で二度美味しいものです。さらに年金自体にも税金を安くするメリットがあるので、三度美味しいとも言えます。

ただし、iDeCoは始めるときの手続きが少し面倒なのが難点です。私の場合、SBI証券でiDeCoを運用していますが、手続きに時間がかかりました。ですが、始めてしまえばSBI証券は投資対象の数も多く、現況ではまずまずの運用成績となっています。

iDeCoの始め方については以下の記事も参考にどうぞ。



つみたてNISA

「つみたてNISA」もiDeCo同様に強制的な貯蓄をしつつ、税金も安くなるメリットがあります。最長20年にわたって年間最高40万円で投資信託を買うもので、この間、投資信託の分配金や譲渡益は通常なら所得税が20%課税されますが、それをゼロにすることができます。

1人につき1つだけNISA用の証券口座を開くことができ、一般のNISAかつみたてNISAかのどちらかを選ぶ必要があります。私の場合はSBI証券でNISAの設定をして、一般のNISAを選んでいるので、つみたてNISAは活用していません。



持株会

持株会も魅力的な強制的貯蓄です。なぜなら、通常は自社株の購入に対して会社からの一部補助が出るからです。株を毎回ディスカウントで買っているようなものです。

さらに給料天引きで買うので、完全な強制的貯蓄です。もしお勤めの会社に持株会の制度がありましたら、是非加入することをお勧めします。

ただし、税金関係は注意が必要な場合があるので、下記の記事もご参照ください。





以上、なぜお金が貯まらないのか分からない人必見!お金を貯める方法、という話題でした。「パーキンソンの法則 第2法則」は本当に真実だと思います。収入の理解があやふやですと、収入以上に支出してしまう可能性も高くなるものです。収入、支出、貯蓄の3つをしっかり把握するようにしましょう。

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