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コロナウイルスの拡散はどのように終わるか?
コロナウイルスによる新型肺炎の問題が長期化しそうな気配です。いつどのような形で収束するのか、まだ誰にも分かりませんが、簡単ではないことは確かです。
それで、世の中の専門家がどう考えているのかな?と思い、つらつらとネットを見ていましたら、次の「コロナウイルスの拡散はどのように終わるか?」と題する記事がありました。
How does the coronavirus outbreak end?
https://www.vox.com/science-and-health/2020/3/6/21161234/coronavirus-covid-19-science-outbreak-ends-endemic-vaccine
こちらの記事によると、今後の予測として次のように書かれています。
He now estimates it’s “plausible” that 20 to 60 percent of adults will catch the disease. (If this comes to pass, while being bad, it’s not apocalyptic: Most cases of Covid-19. are mild. But it does mean millions could die.)
出典:vox.com 2020年3月6日付
つまり、世界のいわゆる「成年人口」の2-6割(ずいぶん幅がありますが)が最終的にコロナウイルスに感染するであろう、と。ただし、毒性は弱いので何百万人もが亡くなるとは限りません、と。
ということは日本の場合、成年人口(15歳~)が1億人くらいいるので、2-6割というと2000万人から6000万人が感染することになります。現在のところ致死率は2%程度という見解が出ているので、つまり最終的に日本だけで40万人から120万人くらい亡くなる可能性がある、ということになります。
これは単なる予測で、今後のワクチン開発などにより変わってくるのでしょうが、結構な数字です。本当に怖くなります。
最悪の事態を想定
プロジェクトマネージャーをしていると分かりますが、不確実性に対しては常に「最悪の事態(worst case scenario)」を想定して準備をします。その意味では、政府が学校をシャットダウンしたのも頷ける話です。
政府も当然にこういう最悪の事態を設定していると思います。パニックになるので公表しないだけです。
予想される感染者数の推移
予想される感染者数の推移は理論的には正規分布の曲線を描きますから、下図のようなものになります。現状では関係各機関が必死にピークを抑えつつ、後送りできるように(斜線の山になるように)闘っているところです。
(出典:vox.com 2020年3月6日付)
これをYahooが掲載している感染者数の実績推移(下図)と照らし合わせると、まだ山の麓にいる感じです。山頂まで達して下山するまでにはまだ相当の時間がかかるでしょう。
(出典:Yahoo.co.jp 3月7日付)
で、どうするか?
問題は「で、どうするか?」ですね。サバイバル戦略をどうするのか?です。
報道などで言われているように、「手」を頻繁に洗って消毒することが一番大事かなと。
それ以外にも、他人と接触しない、人ごみを避ける、外出しても密閉空間に30分以上いない、マスクする(自分が撒きちらないように)、などでしょうか。
自分の場合基本的に「在宅勤務」ですので助かっていますが、いまだに満員電車はそれなりに満員だそうで、乗らなければいけない人はお気の毒としか言いようがありません。
コロナウイルス問題長期化で進む「ネット生活」
今後半年くらいは仕事もプライベートも「在宅」が主流になるはずです。外出する機会は生活や精神衛生を維持するための必要最低限に抑えることになります。
そうなると必然的に「いろいろな面でネット生活化が進展」するでしょう。例えば、次のようなことが起きるはずです。
- 在宅勤務のためのインフラについて需要が増える
- 「紙」の扱いが減ってネット化クラウド化が進む
- ネットの閲覧時間が増える。特に動画コンテンツの需要が増える
- ネットスーパーのように生活日用品購買がネット化する
こういった分野のビジネスにとっては逆に今がチャンスとも言えます。若干不謹慎ですが。
在宅勤務のためのインフラ
すでに大企業の5割近くが「在宅勤務」を部分的にでも採用していると言われています。この流れは今後中小企業にも広がっていくでしょう。人の命を重視しないところは人手不足となり結局淘汰されてしまうからです。
在宅勤務の導入を考えるときに必ず問題になるのは、ネット回線をどうするのか?という点です。家の個人契約のWIFIを仕事で使うのか(金銭的な補償をどうするのか?)という問題や、人によってはスマホしか持っておらず家にWIFIが無いというパターンもあります。
これについてお勧めしているのは、最近出てきた「クラウドSIM」を使ったWIFIルーターを会社で契約して従業員に配賦する方法です。定額料金でネットが使い放題となり、契約期間の縛りもないので、一時しのぎの在宅勤務でも使いやすいです。
各社から同様のサービスが出ていますが、代表的なのはこちらです。
- クラウドWi-Fi (4/21より新規申し込み停止中)
- ChatWiFi
- どんなときもWiFi (4/3より新規申し込み停止中)
「紙」の扱いが減る
すでに「在宅勤務」となっている人でも、「紙」を扱うためにたまに会社に出ている人が多いと聞きます。取引先の伝票類だったり、自社の紙資料があるためです。
これだとせっかくの在宅勤務も効果が半減してしまうというものです。
今回のことを機に、日本全体で「紙」を減らす機運が高まると良いです。個人的にはほとんど「紙」を扱っておらず、GoogleのGSuiteやDropboxでクラウド化しています。そういう仕事の仕方が可能な時代となっています。
GSuiteを導入する場合こちらのプロモーションコードを使うと初年度20%オフで契約でます。
- Google Gsuite (仕事に必要なツールすべてを 1 つのパッケージで利用でき、パソコン、スマートフォン、タブレットからシームレスに作業できます。1人1月680円から)
- G Suite Basic用プロモーションコード「3AY6XTVJU79NTY7」(2020年8月まで)
- G Suite Business用プロモーションコード「H4GMFNK7AKNH6NN」(2020年8月まで)
動画コンテンツの需要が増える
在宅勤務となると、通勤時間が浮くだけでも時間が余ります。この「余暇」をどう過ごすか?という話です。
最近だと間違いなく、YouTubeやAmazonプライムビデオ、NetFlix、U-NEXT といった動画コンテンツの閲覧が増えるでしょう。
ブログや電子書籍といった静的なコンテンツよりも動画コンテンツのほうが「暇つぶし」には向ているからです。個人的にはU-NEXT で昔の「必殺シリーズ」を見まくりたいと思っています(知る限りU-NEXT にしかないので)。
生活日用品購買がネット化
スーパーやレストランに行っても「人ごみ」や「密閉空間」ですから、家に引き籠らざるを得ません。そうなると、普段の買い物もネットで注文してお取り寄せというパターンとなります。
まだ統計データが出てきませんが、おそらく相当な消費活動がネット化してしまうでしょう。私自身はネットスーパーを利用したことがありませんが、今度試してみたいと思っています。
以上、コロナウイルス問題長期化で進む「ネット生活」、という話題でした。引き籠り生活も悪くないのですが、できれば自由に外に出たいものです。精神衛生上も良いものではありません。早期の収束を祈るばかりです。
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