この記事は「三日坊主で何をしても続きません。毎日だらだら過ごしがちで気が付いたら時間が過ぎています。日々の成長を実感するにはどうしたらよいでしょうか?」といった疑問に答えます。
目次
ライフログとは
ライフログとは文字通り「生活の記録」です。場合によっては「日記」のように使われることもある言葉ですが、ここでは毎日の時間の過ごし方を記録するという意味で使っています。
毎日の時間の過ごし方とは私の場合は、「ある1時間を主に何をして過ごしたか?」です。この「主に」という部分が大事で、けっこうアバウトだったりします。
他のライフログを記録している方のやり方を見ますと、分単位とかの時間の記録を取っていることがありますが、そこまで精密にしていません。例えば「今日はブログを72分間書きました」のような感じです。
これができれば良いのですが、自分の場合そこまできっちりさんではなく、割とアバウトな性格なので、「ある1時間を主に何をして過ごしたか?」で記録するようにしています。このライフログでも充分に意味があります。私のようにアバウトな方におすすめの考え方です。
私の場合、後述する自作のライフログツール(PDCAテンプレート)で毎日記録しており、もうすぐ5年になります。毎日毎日「ある1時間を主に何をして過ごしたか?」を記録してきました。
ライフログを残すメリット
メリット1:習慣化できる
何をはじめるにせよ「習慣化して継続する」ことくらいパワフルなことはありません。継続は力なりと言いますが、継続できるためには習慣になっていないといけません。
そのたびに思いついてやろうとしても、やがて出来なくなってしまうものです。いわゆる三日坊主というわけです。
習慣化とは考えなくても体が勝手に動く状態で、そうなるためには少なくとも自分の場合はそれをやる時間帯を決めておくのが一番効果的です。朝起きたら考えなくても勝手に顔を洗っているのと同じように、午前中はこれ、午後はこれ、夕方はこれと何となく決めておくことで習慣化しやすくなります。
その助けになるのがライフログです。
私の場合毎朝ライフログツールで一日のタスクを1時間おきに編成します。決めた通りいかないかもしれませんが、ひとまず仮決めしておきます。
その際に同じようなタスクを同じような時間帯に置くようにしています。例えば続きにくい「運動」は夕方、「読書」は寝る前などです。
こうすると朝編成したタスクを念頭に一日過ごしていきますので、割と漏れなくタスクをこなすことができます。想定外のことが起きてできなかったタスクがあたっときは、1日の終わりか翌日の朝に実際に実行したタスクに訂正します。この訂正作業が「ふりかえり」となって、次のタスク編成に生きてきます。いわゆるPDCAが回った状態になるのです。
メリット2:重要だけど急ぎじゃないタスクがこなせる
重要だけど急ぎじゃないタスクを行うのは難しいです。どうしても毎日の「急ぎ」とされるタスクに追われがちになるからです。
この「急ぎ」とされるタスクが本当に急ぎかは怪しかったりします。あなたにとって急ぎでも私にとって急ぎではないということが往々にしてありますし、なんでも「急ぎ」と言ってくる人はいるものです。
そういうノイズを排除して自分の人生にとって「重要だけど急ぎじゃないタスク」を着実に進めるためにはどうすれば良いか?が問題です。私の場合、ライフログをその解決策として使っています。
どのようにしているかというと、下記のログツールの中に重要だけど急ぎじゃないタスクをあらかじめリストしておき、いつでもそのリストが目に入るようにしておくのです。こうすることで現在自分にとって重要だけど急ぎじゃないタスクが何なのか常に把握することができます。
さらに日曜日をそういった急ぎじゃないタスクをやる日と決めているので、毎週日曜日に少しずつではありますが重要だけど急ぎじゃないタスクをこなしていくことができています。こうすることで長期間の放置を避けているのです。
メリット3:トレンド分析で未来をつくる
ライフログの最も重要な目的はトレンド分析をすることです。私の場合約5年分の毎日の時間の使い方に関する記録が残っており、記録を眺めることで自分の時間の使い方がどのように変わってきたか分析することができます。
ログされるデータは単なるエクセルの表ですので、ピボット分析などを使って様々な角度から分析することができます。
例えば私が毎月行ってるのは、各月の仕事に費やした時間と生活に費やした時間のバランス(つまりワークライフバランス)を見ることです。仕事をしすぎて人生がつまらないものになったり病気をしたりしては元も子もありませんから、十分に遊べているか十分に運動できているかといった確認を毎月しています。
またこの時世で在宅勤務の時間が増え通勤時間が減りましたので、その浮いた時間をどれだけ有効活用できてるか、といった分析もしています。
この5年間で何の時間が増え何の時間が減ったかモニターし、それが意図的なものなのかどうか考えることで自分自身に対してフィードバックがかかります。そのような反省を通じて将来どのように時間を使っていくべきか考える材料にもなります。
毎日コツコツとライフログを蓄積していくことで、 自分に対する理解が深まり、未来の方向性を作っていくことができるというわけです。
ログツール無料配布中
このようにライフログはとても有益なものでおすすめしたいものです。最初慣れるまでだ結構面倒くさいですが、私が作ったこちらのツールを使えば毎日2-3分の所要時間で上で述べたようなことができるようになります。
このツールは無料で配布しており、著作権を放棄していますので、できる方はマクロを変更して自分仕様に自由に作り変えていただいて構いません。ただし再配布についてはご遠慮いただければと思います。
ツールの名称は「PDCAテンプレート」としています。以下のダウンロードページからリクエスト頂ければと思います。
以上、あなたの人生が変わるライフログのすすめ、という話題でした。記録しつつコツコツ進んでいきましょう。
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