【ヨーロッパ旅行】美食の街が点在するバスク地方への行き方と移動の方法とは?



バスク地方は行きにくい

バスク地方のランチ

2019年10月に休暇でバスク地方に行きました。バスク地方はミシュラン星付きの店がいくつもある「美食の街」として有名です。

また最近ではチーズケーキが美味しいということで日本人に人気です。ローソンがバスクのチーズケーキをパクった(失礼。インスパイアされた)「バスチー」なる製品を出したことでも知られています。

今回もバスク地方の美食を大いに堪能しましたが、とにかくバスク地方には交通が不便で行きにくいという問題があります。この記事では、そんなバスク地方へはどうやって行ったらいいのか?という疑問に答えます。



バスク地方の場所

行き方を説明する前にバスク地方を場所を確認しましょう。下の図の赤く囲ったあたりがバスク地方です。

フランスとスペインの国境をまたいだ地域であり大西洋に面しています。最寄りの大都市はバルセロナですが、バルセロナから行くとしてもピレネー山脈越えとなるため、鉄道やバスではかなり時間がかかります。

つまりバスク地方に入るには飛行機を使うのが現実的です



おすすめの行き方:自由旅行で行く

Easyjet.com

個人的にお勧めするのは自由旅行です。自分で格安航空券を買ってヨーロッパの主要都市までまず飛び、そこからローカル路線の飛行機に乗り換えてバスク地方のいずれか一つの空港まで行きます。


自分が知る限りですが、日本からのバスク地方への直行便はありませんのでこのような方法をとります。バスク地方にはフランス側のビアリッツや、スペイン側のサンセバスチャン、ビルバオといった場所に飛行場があります。これらのうちのいずれかを使うことになるでしょう。

私の場合は今回の旅行ではまず JAL の直行便で羽田からパリに飛び、同じ日にそのままパリで乗り換えて夜の便でビアリッツまで飛びました。この方法であればビアリッツまで1日で行くことができるので、時間を有効に使うことができます。

フライトの例
JAL 45便 羽田 10:40発 → パリ 16:15着
EJU3705便 パリ 19:30発 → ビアリッツ 21:30着
VY1423便 ビルバオ 19:50発 → バルセロナ 21:00着

ビアリッツからサン=ジャン=ド=リュズ、サンセバスチャンと回って、ビルバオ空港からバルセロナへ移動する行程でした。

上記の例にあるEJUはEasyJetという LCC(ローコストキャリア)です。 また、VYはVueling ENというLCCです。いずれも本当に安くて、例えば1人当たり1万円程度でパリからビアリッツまで移動することができました。鉄道やバスと比べてだいぶ安いのです。

今はヨーロッパ各地でローコストキャリアがたくさん飛んでいまして、非常にリーズナブルな値段で飛行機に乗ることができます。ローコストキャリアの使い方についてはこちらの記事もご参照ください

EasyJet のような LCC の場合は各航空会社の Web サイトから直接予約してしまった方が値段も安く手っ取り早いです。まず路線を見つけた上で各社の Web サイトにアクセスして予約しましょう。

残念ながら日本語による予約はできませんが、それほど難しい英語があるわけではありません。たまにGoogle 翻訳など使いながら予約を完了することができるでしょう。



おすすめの行き方:ツアーに参加する

もしこういった自由旅行に不安がある場合には、やはりツアーで行くのが安心です。【 JTBの海外ツアー 】のような大手のツアーなら、定期的にバスク地方へのツアーを企画しています。

下でも触れますが、バスク地方を訪れる際のもう一つの問題点は、バスク地方内の各都市間に移動手段があまりない!ということです。ツアーに参加すれば、移動手段もパッケージされており、何も心配がいらないことになります。

また、ツアー代金も高く見えて、実はお得なものが多いです。意外と移動にかかる費用は安くないので、旅行全体では結果的にリーズナブルになるのです。





バスク地方内の都市間を移動する方法

前述のとおり、バスク地方内の各都市間に移動手段は非常に限られています。バスや鉄道を使う方法もあり、料金も安く済みますが、非常に不便で時間がかかります。

もし学生など若い方の旅行なら、それでもバスや鉄道を使うほうが、いろいろな出会いがあったりして楽しいかもしれません。ですが、限られた時間で効率よく回りたいなら、断然「トランスファーサービス」の利用をおすすめします

トランスファーサービスはプライベートシャトルとも言いますが、要は予約タクシーです。ある場所からある場所への移動のための専用車を予約して、運んでもらうのです。

今回私たちは以下のトランスファーサービスを使いました。いずれもネットから事前に予約可能で、指定した場所に時間通りに車が来まして、非常にスムーズな移動が出来ました。

支払いはクレジットカード決済なので、現地では若干のチップをドライバーに渡すくらいで済んでいます。多少高いのがネックですが、重たいスーツケースを引きずって移動したり、時間をバスや鉄道に合わせる必要がないので、楽でした。

なお、日本語対応のドライバーを手配できる現地ツアー会社もありますが、値段が倍近くになるので、おすすめ出来ません。

トランスファーサービスの例

いずれのサービスも、ドライバーは紳士的で丁寧に対応してくれましたし、約束の時間の10分前にはちゃんと来てくれました(場所は事前にWebで登録してあるので説明する必要もありません)。英語が苦手でも大丈夫で、ほとんど話す必要もありません(というか彼らも母国語はフランス語やスペイン語なので英語が苦手ですw)。

以上、美食の街が点在するバスク地方への行き方、という話題でした。行きにくく、回りづらいバスク地方ですが、実際に各地を回った感想として、出来ればツアーよりも自由旅行のほうが良いです。「美食」が目的であれば、好きなレストランを選んで食べ歩くのが最大の楽しみだからです。この記事が行き方・回り方の参考になれば幸いです。まずは、格安航空券を探してみましょう。


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