【ヨーロッパ旅行】バスク地方サンジャンドリュズの歩き方



2019年10月に休暇でバスク地方のサンジャンドリュズ(サン=ジャン=ド=リュズという表記が正式)に行きまして、リタイアしたらここに住みたいと完全に思うほど良い街でした。

この記事では、これからサンジャンドリュズを訪れる人のために行き方や、おもな見どころ、どこが良かったのか?を説明しています。



サンジャンドリュズへの行き方

サンジャンドリュズはバスク地方のフランス領にあります。フランス国内でみれば、大西洋側の一番下(南)のところで、フランス人にとってはバカンスの地という感じのリゾート地です。

最寄りの大きな街は同じくフランス領のビアリッツと、スペイン領のサンセバスチャン(バスク語ではドノスティア)です。日本から行く場合には、まずヨーロッパの主要都市に入って、そこから飛行機を乗り換えて、ビアリッツかサンセバスチャンの空港に行きます。そこから、バスやタクシーでサンジャンドリュズまで20-30分という距離です。

最近はヨーロッパもLCC(ローコスト・キャリア)による格安のフライトが浸透しており、下記の記事で紹介したVueling(ブエリング)航空など使うと、本当に安くフライトでき便利になりました。



ビアリッツ空港からホテルまで

私たちは今回の旅行では、まずJALでパリのシャルルドゴール空港に入り、その日に乗り継ぎ便のLCCでビアリッツまでフライトしました。このパターンで日本から行きますとビアリッツに着くのは夜9時ごろになります。

こちらは、夜のビアリッツ空港(駐機場)です。田舎の空港なので、飛行機からタラップを降りて外を歩いて空港に向かいます。

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空港からサンジャンドリュズまでは、こちらのトランスファーサービス(予約タクシー)を使いました。事前に日本からネット予約しておいたものです。

・ビアリッツ空港からサン=ジャン=ド=リュズのホテルまで Biarritz Airport Transfers

料金は60ユーロで、30ユーロが事前にクレジットカード決済、あとの30ユーロは現地でドライバーに支払う、という仕組みでした。すこし高い気もしますが、2人なので1人あたり30ユーロですし、行き先も予約の際に指定してあり一切迷うこともないのでリーズナブルです。一般のタクシーと違い定額なので、ぼられる心配もなく、安心です。

サンジャンドリュズには20分ほどで到着しました。ホテル「ル プティ トリアノン(Le Petit Trianon)」を予約していたのですが、遅い時間のためホテルの受付に人がおらず、テーブルの上に置いてあった鍵で勝手に部屋に入るという珍しい仕組みでした。部屋や朝食は過不足なく満足なものでした。

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サンジャンドリュズの街の様子

こちらはホテルでもらった無料マップですが、サンジャンドリュズはこじんまりした小さな街です。車やバスは必要なく、歩いて回れます。

Hのマークがついているところがホテルですが、街の中心(商店街)まで歩いて2−3分の近さ。半日あれば中心街を見て歩けます。

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こちらはすこし中心から外れた路地の様子。街のサイズにしてはレストランやカフェがたくさんあります。リゾート客目当てなのでしょうね。

Rue Gambetta(ガンベッタ)通りが商店街で、有名なバスクリネン(ストライプ柄の布製品)のお店をはじめ、お土産物屋さん、お菓子屋さんなどが軒を連ねています。

10月ということでシーズンを外れており、混んでなくて逆によかったです。なぜかアメリカ人観光客が多かったですが、日本人(東洋人)にはまったく会うことがなかったです。

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海の方に出てみるとこんな感じです。白砂のビーチがめちゃくちゃきれい。まあまあ涼しいのですが、泳いでいる人とかもいました。

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海に面した通りにあるレストラン。今回は入りませんでしたが、こういうところでぼけっとお茶でもしたら最高でしょう。

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こちらはルイ14世が結婚式を挙げたというサン=ジャン=バティスト教会(Église Saint-Jean-Baptiste)です。金ピカの装飾が眩しかったです。

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街の中心では観光名所としてはこの教会くらいで、他には特にこれといったものはありません。観光名所を回りたい人にとっては物足りないかもしれませんね。

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お菓子のマカロン発祥の地として有名なMaison Adam(メゾンアダム)です。サンジャンドリュズに3店あるそうですが、こちらが本店です。二階部分に赤く見えるのは「唐辛子」です。唐辛子はバスク地方の郷土料理に欠かせないものとして、バスク文化の象徴のようにあちこちにディスプレイされています。

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ショーウインドに並んだマカロンです。パリなどで見かけるマカロンというと色とりどりですが、ここのマカロンは茶色です。見た目と異なり、めちゃくちゃ美味しかったです。日本の甘食(パン)のような感じかなと思いましたが、立派なマカロンの味がしました。お土産にぴったりです。

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こちらはランチを食べたレストランChez Pabloです。12時にオープンなのですが、すぐ満席になるという話だったので少し前に行きましたが、そこまで混んではいませんでした。

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Chez Pabloの「タパス盛り合わせ」です。シーフードを中心にどれも激ウマで、やはり美食の街なのだなと思いました。これとオムレツを頼んだのですが、二人でお腹いっぱいの分量です。

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以上、サンジャンドリュズの歩き方、という話題でした。

サンジャンドリュズはこじんまりまとまった海が綺麗な街で、リタイアしたら住んでみたいくらいです。そう思って、街の不動産屋さんの物件表示をすこし見ましたが、コンドミニアム(アパート)を一室買うとだいたい3000万円から5000万円くらい・・・高くて手が出ません。Airbnbなら一泊4000円前後なので、こちらで長期滞在(フランスの場合ビザなしで3ヶ月まで滞在可能です)するほうが現実的かもと思いました。

これからバスク地方への旅行を計画される方へおすすめの街です。

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