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リストラの嵐
40歳を過ぎると一般に転職は難しくなると言われています。50歳を過ぎると転職市場では「シニア」として扱われます。シニアの転職では収入を上げるタイプの転職は難しくなり、現状維持か収入が下がる場合が多いようです。
優秀な方であっても、現在お勤めの会社が 経営不振に陥るなどして、転職せざるを得ない状況にある方は大勢います。特に最近は、電機業界や金融業界を中心にリストラの嵐が吹き荒れていますので、苦しい状況に陥っている中高年の皆さんも多いでしょう。
この記事は、そのような能力があるのに会社を辞めざるを得ない中高年の方に向けて書いています。
外資系企業ならチャンスがある
冒頭の質問「40代50代になっても外資系企業への転職は可能か?」に対する答えは、当然イエスです。
私の場合、米国系の外資系企業の経験しかありませんが、少なくとも採用にあたって年齢はあまり関係ありません。その人の能力やチームメイトとしての人柄がむしろ問題なのであって、それ以外の要素はあまり関係ないです。
そもそも米国では採用にあたって年齢を尋ねることはありません。年齢や宗教などの属性を訪ねることは、仕事の能力と関係ありませんし、違法だからです。
ただし外資系企業の日本法人の場合は、大抵は60歳が定年となっているため、慣例として履歴書等で年齢を確認され、60歳に近ければ採用を見合わせる可能性があります。なので転職はなるべく早いうちの方が良いです。
40代50代の中途採用者に期待すること
中高年の中途採用者に対する期待はズバリ即戦力ということです。これまでの職務経験を新しい仕事に活かしてほしいということになります。
このため中途採用者であったとしても、かなり早い段階から責任のある仕事を任されることでしょう。そして、自己の裁量で仕事することが求められます。
ここから日本企業と少し異なるところです。自己の裁量が多い分、上からの指示は限られていますので、自分の頭で考えて行動すると言うことになります。
もし今までこういったタイプの仕事の仕方をしてこなかった場合には、少しストレスに感じるかもしれません。ですが、これも自己成長の機会と考えて、前向きにとらえていくようにしましょう。
まだまだスキルアップしよう
外資系企業の場合、会社による違いもあると思いますが、トレーニングや研修の機会も多く与えられます。もし会社に良いプログラムがなければ外のトレーニングを受けることも可能でしょう。
こういうスキルアップしようとする姿勢は外資系企業では評価されます。逆に成長が止まって、現状に満足してしまうタイプの人は評価されません。
外資系企業へ転職を希望する場合には、転職前の段階からスキルアップを目指した研鑽を重ねておくと良いです。そのような姿勢は採用において評価されるからです。
特に、一般的なビジネススキルと言われている様々な知識については勉強しておきましょう。転職後に上司や同僚との話で普通に使われる言葉が分からないと困りますので、転職前の段階から勉強しておくと良いでしょう。
そのためにはこちらのグロービスのオンライントレーニングがちょうど良い内容になっています。外資系企業で常識として扱われるような用語や考え方を効率よく勉強することができます。もし、こういった一般知識に不安があるようでしたら、こちらのトレーニング受講をお勧めします。
10日間の無料トライアルから始めることができます。
外資系企業への転職の進め方
外資系企業への転職の場合には、一般的な転職サイトや企業の求人のページを見るよりはリクルートエージェントのようなエージェントサービスを活用した方が良いです。
なぜなら一般に公開されていない求人情報というのは非常に多くあり、そういった情報は各社の人事からエージェントにのみ伝えられるからです。
リクルートエージェントのキャリア・アドバイザーは、転職の進め方を考える上で良き相棒となります。どのような準備をして、どのような段取りで活動すれば希望に近い転職が可能か、相談相手となってくれます。
相談したからといって必ず転職しなければいけない、ということはありませんので、こちらよりお気軽にご相談下さい。
以上、40代50代になっても外資系企業への転職は可能か?という話題でした。現在は、大手企業の人余りと成長企業の人手不足が同時進行している状況です。有利な転職は決して不可能ではありませんので、チャレンジしてみることをお勧めします。