【消費税】キャッシュレス導入のメリット ポイント還元を行う方法



注目されるキャッシュレス化の動き

2019年6月4日を皮切りに全国で「軽減税率・キャッシュレス対応推進フェア」が開催されます。経済産業省・中小企業庁が旗振りをして、消費税の軽減税率導入準備やキャッシュレス対応を促す狙いがあります。

このフェアの中で特に注目を集めているのは、次の点です。

  • キャッシュレスに対応するためのPOSレジやモバイルPOSレジの紹介
  • これらを導入するための補助金の扱い
  • 増税対策とキャッシュレス化を一石二鳥で行うポイント還元還元事業

政府も国策として現状20%程度と言われているキャッシュレス決済比率を2025年までに40%に引き上げよう!ということで補助金やポイント還元事業など躍起になっているのです。

この記事では、街で店舗を経営する立場から、このような国の施策を活用して有利にビジネス展開するにはどうすれば良いのか?という疑問に答えます。



レジの入れ替え

これまで現金しか対応してこなかった店舗の場合、現在のレジにキャッシュレスの設備を増設する必要があります。ここでキャッシュレスとは主に「クレジットカード」です。その他にスイカのような電子マネーや、ペイペイやメルペイのようなQRコード決済がありますが、利用の多さから言ってまずは「クレジットカード」に対応しましょう

現在お使いのレジにカードリーダー等の設備が無ければ、クレジットカードを使えるようにするためには、次のいずれかの対応を行います。

  • 今のレジに増設する
  • 新しいレジに入れ替える

そもそも今のレジに増設可能かどうかは販売元にお尋ねください。旧式の場合は増設できない場合もあるでしょう。

多くの場合において「新しいレジに入れ替える」方をお勧めします。理由は、その方がトータルで見て安上りである可能性が高いからです。



モバイルPOSレジのすすめ

新しいレジに入れ替える場合には、「モバイルPOSレジ」をお勧めします。モバイルPOSレジとは、iPadやスマホ上のアプリとしてのレジを使い、iPadやスマホと無線接続されたカードリーダーやレシートプリンター、ドロア(現金を入れる部分)を連動させて使うタイプのレジです。最近おしゃれなカフェなどで見かけるものです。

お勧めする理由は、とにかく導入費用が安いこと。もし手持ちのiPadやスマホを使うならこれらのコストは当然ゼロ円です。新しく買う場合でも後述する補助金を使えば、20万円を上限として1/2が補助されます。つまり半額で新しいiPadを買うことができます。

また、周辺機器も3/4が補助されますので、1/4の自己負担で済みます。

モバイルPOSレジを提供するベンダーには「Square(スクエア)」があります。Squareのアプリをレジとして使う場合は、アプリは無料、導入手数料や月額固定費もかかりません

クレジットカードを読み取るカードリーダーも7980円が記事執筆時において無料で提供されています。

かかる運用費用は決済手数料のみでこれも2.16%となります(今なら最大で30万円まで無料にできる場合もあります)。

こちらよりSquareのアカウント登録をして詳しい情報をご検討ください。

スマホやタブレットでカード決済



補助金を活用する方法

上述の補助金は正確には「軽減税率対策補助金」といいます。その名のとおり軽減税率の対策のための補助金なのですが、これを活用してレジを入れ替えることでキャッシュレス対応できるようになり、その結果ポイント還元事業を活用できるようになります。

補助金の申請は、自分で行う場合と業者にお願いして申請してもらう場合とがあります。いずれの場合も、まず先に導入を完了し、すべての支払いを終えてから、すみやかに申請する、という順番になります。

そして、申請には期限があり、2019年9月30日までに導入が完了して、2019年12月16日までに申請した場合に有効、とされています。この期限に遅れると補助金を受けられないので、ご注意ください。

詳しい申請方法はこちらに記載されています。

軽減税率対策補助金事務局 申請窓口
http://kzt-hojo.jp/



ポイント還元事業

ポイント還元事業は、消費税増税の日から9か月間に限り、キャッシュレスにより決済した場合に限り、5%(大手コンビニなどの場合は2%)のポイントを国が還元してあげますよ、という事業です。要は、増税による消費の落ち込みを国費を使って食い止めたいという経過移行措置です。

そうすると消費者の心理としては、当然にこの5%ポイント還元が受けられる店舗で買い物するはずです。2%の増税で5%返ってくれば3%のお得な訳ですから、当たり前の反応です。

店舗を運営する側から見れば、キャッシュレス決済に対応できず、客足が遠のけばビジネスにとって致命的な問題になる可能性があります。9か月間閑古鳥が鳴くということになりかねません。

このような状況を避けるために、なるべく早期にキャッシュレス決済への対応を済ませることをお勧めします。あと残りわずかしか日数がありませんので、急いで行動を起こしましょう。まずは、下記よりSquareのアカウント登録をして詳しい情報をご検討ください。

スマホやタブレットでカード決済

以上、キャッシュレス導入のメリット・ポイント還元を行う方法、という話題でした。モバイルPOSレジの導入相談を有償ですが承っています。こちらのボタンよりご相談ください。

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