個人事業主・フリーランスで税理士の変更を考える方は確定申告終了後の3月から5月くらいにかけての変更が一番多くなる、と言われています。来年に向けて税理士の費用を下げる方法について説明します。
目次
フリーランスのフラストレーション
先日とある方から相談を受けました。その方は個人事業主(フリーランス)でデザイナーとしてひとりで仕事されている方なのですが、「今年の確定申告で税理士の先生にお願いしたら10万円かかったのですが、高いでしょうか?」ということでした。
聞くと1年分の売上と経費の記帳と決算書の作成までをお願いして10万円ということで、まあ相場といえば相場ですが、ちょっと高かったかもですね、と答えました。
ひとりでデザインのお仕事されているということで、売上も経費も特殊なものはなく、分量も少ない様子でしたから、ちょっともったいないというのが正直な感想です。
かといって、専門的な内容ですし失敗するわけにもいかず、おそらくこのようなパターンでモヤモヤしている方は多いのではないでしょうか?
税理士変更のタイミング
上記の方も来年は別の方法を考えたいということでしたが、この時期(夏まで)がその行動を起こすベストタイミングかと思います。
その理由は「まだ今年が始まって半年くらいしか経っていないから」です。忙しい年の瀬または年明けに新しい税理士先生に「1年分おねがいします」といっても、頼まれた方も手が空いていなくて対応できませんという可能性が高いですし、料金を交渉する余地もないため、結果的に高くなってしまうでしょう。
また税理士のほうも法人顧客の多くが3月末決算ですので、申告が終わる5月末からが余裕が出てくるタイミングになります。
税理士を探す方法
税理士を探す方法は様々あります。以前こちらの記事にまとめていますので、ご参照ください。
特に知り合いのつてやコネもない場合、一番簡単でコストが結果的に安い方法が、紹介会社に頼む方法です。例えば【税理士ドットコム 】のようなサービスに無料登録すると、自分の希望に合う税理士が見つかるまで何度も紹介してサポートしてくれます。
契約まで一切費用はかかりません(税理士側が負担する仕組みです)。
来年から自分でやる方法
上記の方の様にひとり仕事の個人事業主・フリーランスの方で、特殊な売上も経費も無いような場合には、「来年から自分だけで確定申告する」という方法もあります。
これなら税理士費用はかかりません。実際にそうしておられる方も多いです。
その場合、毎日の売上や必要経費を会計帳簿に記帳して、最終的に青色申告決算書(白色申告の場合は収支内訳書)を作成する、ということがハードルになります。
会計帳簿のツールは【freee 】のようなクラウド会計ソフトを使っても良いですし、規模が小さければ私の方で無料で配布している「シンプル経理ツール」(エクセルのマクロで作りました)をお使い頂いても良いです。「シンプル経理ツール」についてはこちらの記事にてご案内しています。
自分でやるという場合には、どうしたら良いか分からない、という状況に出会うことがあります。簿記の知識が無い場合は仕訳が分からないとか、確定申告の方法が分からない、などです。
大抵の場合は、ググって解決できますが、人に聞いたほうが安心だという場合は、スポットコンサルティングで相談に応じてくれる税理士の先生に相談すると良いでしょう。
ウェブサイトなどでそのようなサービスをメニューとして準備している先生がいますので、探すと良いです。相談サービスは普通は有料ですが、トータルで10万円もすることは無いでしょうから、結果的にお安くすることができます。
以上、税理士変更のタイミングとは?税理士の費用を下げる方法、という話題でした。自分でやるという場合は、最初の1年目だけすこし大変ですが、2年、3年と経験すれば、どうということはなくなります。ただし、事業の規模が大きくなって、自分の時間の方が重要になってきたら無理せずに税理士に依頼した方が良いです。それぞれの置かれた状況で判断しましょう。
とりあえずこちらの本を読んでみる、というのもお勧めです。
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