【小さなビジネス応援】個人事業主・フリーランスがお客様に自動継続課金したい場合どうしたら良いか?

自動継続課金 スクエア

個人事業主・フリーランスの場合でも継続的にサービスを提供して、毎月月謝や会費、購読料などの名目でお客様に請求する、というパターンが考えられます。今回は、そのような場合に使えるサービスについてまとめてみました。



その都度請求する

オーソドックスな方法としては、毎月その都度請求してお支払い頂く(手動による継続課金)、ということになるのですが、自分ひとりで仕事をしているような場合、この作業がけっこう大変です。

請求書を作って、送付して、支払いがあったかどうか確認して、支払いが無ければ催促して、支払いがあれば領収書を発行して、と本業をやっている暇がなくなります。

家族を雇うとか、余裕があればアルバイトを雇うとか、の方法が考えられますが、できれば人手を介さずに済ませたいものです。ビジネスが小さいうちはなおさらです。



Square(スクエア)を使う

小さなビジネスが継続課金を行う場合には、もっともお勧めなのは、「Square」(スクエア)を使うか、後述する「 PayPal 」(ペイパル )を使う方法です。

その理由は、「コストが安いから」です。ですが、その代わり丸投げではなく、若干の手間がかかります。

以下に見ていきます。

(1)Squareとは

Squareはクレジットカード決済サービスを提供している会社です。

Square公式サイト
https://squareup.com/jp/ja

基本的なサービスは店舗の決済手段として、スマホ(タブレット)のアプリとカードリーダーを提供しています。カードリーダーでクレジットカード情報を読んでアプリで決済するのです。

現在では現金を扱いする場合のPOSレジや、ネット上の決済、請求書を使った決済にも対応して、幅広い決済サービスを提供しています。

Squareを使った継続課金は、請求書を使った決済のうち、「Squareのカード情報保存機能」と「Square 請求書の定期送信機能」を組み合わせて、お客様のクレジットカードに自動継続課金をするものです。

(2)Square継続課金の設定

詳しい設定は公式サイトのこちらで説明されています。

https://squareup.com/help/jp/ja/article/5973-square

この設定をすると、請求書が定期的にお客様に送付されます。お客様は最初の1回だけカード情報を入力して保存する必要があります。2回目以降は決済完了メールが事業者とお客様双方に送付されて支払いを確認するだけになります。

(3)Squareのコスト

Squareの最大の魅力はコストの安さです。初期費用無料、月額無料、です(店舗などで使う決済端末が必要な場合は端末は有料です)。

決済手数料のみがかかり、Visa/Master/Amexなどのカードでは3.25%、JCBだけは3.95%となっています(2019年4月現在)。

Squareからの銀行振込手数料もかかりません。小さなビジネスにとっては非常に魅力的で、多くの利用者がいます。

アカウント作成も下記より無料でできます。

月額固定費無料でカード決済導入!

本記事執筆時において、7,980円の決済端末(カードリーダー)が実質無料になるキャンペーンを実施しているようです。店舗など対面で決済する機会がある方にとってはお得すぎます。

【新規限定】今だけカードリーダー代が実質無料に!



PayPal(ペイパル)を使う

(1)PayPalとは

PayPalも世界中で利用者が多い オンライン決済手段です。

PayPal(ペイパル)公式サイト
https://www.paypal.com/jp/home


(2)PayPal継続課金の設定

PayPalの場合は通常のユーザー(買い物専用)とは別に、課金する側は「ビジネスアカウント」を開設する必要があります。

ビジネスアカウント登録方法
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/merchant/how-to-signup-business

ビジネスアカウントを作った上で、お客様に定期的な支払いを登録してもらうための「決済ボタン」を作成し、生成したHTMLコードを自社のサイトに貼り付けて使ってもらう、という手順を踏むのが一般的です。

手順についてはこちらのページに詳しいので、ご参照ください。

PayPal定期支払
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/developer/recurring-payment

(3)PayPalのコスト

PayPalの場合も、初期費用無料、月額無料、です。

PayPalの場合は、月間のPayPalによる売上高によって、決済手数料が変わります。例えば、30万円以下なら、日本国内の売上の場合3.6 % + 40 円 / 件となっています。Squareよりも少し高いです。ただし、100万円超 1,000万円以下では3.2 % + 40 円 / 件となって、Squareよりも安くなります。

なお、銀行振込手数料はこちらも無料です。

アカウント作成はもちろん無料です。



決済代行会社を使う

上記のSquareやPayPalの導入はコストが安い分、設定の手間があります。IT的なことに少し詳しくないと対応できない問題もあります

そこでこれらの面倒を避けて導入したい場合には、「決済代行会社」を使うことになります。厄介な部分はすべて代行してくれるので、本業に専念できますし、確実にクレジットカードによる継続課金が導入できます。

その代わりコストがかかります。決済代行会社は数多くありますが、一般的に初期費用(契約時)が5万円くらい、毎月の月額費用が5000円くらい、決済手数料が3-8%くらいが相場です。

ビジネスのサイズが十分に大きく、この程度のコストであれば問題ないという場合には、決済代行会社の利用を検討しましょう。

決済代行会社はたくさんあり、各社それぞれの特徴がありますので、比較検討されることをお勧めします。こちらのサイトより無料で簡単に比較・一括お問い合わせが可能となっていますので、ご利用ください。

決済代行サービス 一括.jp

以上、個人事業主・フリーランスがお客様に自動継続課金したい場合どうしたら良いか?という話題でした。

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