【これから儲かるビジネス】サブスクリプション。エンジニアでなくても導入できる定額継続課金の方法とは?



定額サービスが増えてきた

ここのところビジネスをサブスクリプションモデルに変えようとする動きが各所に見られます。いわゆる「所有」から「利用」へという新しい時代の流れです。

例えば、自動車は自分で購入して所有するのではなく、必要なときだけ借りるという利用形態にすでに変わりつつあります。同様に服も「所有」から「利用」へという流れがあるようです。

昨日とあるセミナーで、earth music & ecologyを展開するストライプ社が「メチャカリ」と言うファッションレンタルを始めたという話を聞きました。 新品の服を貸して対価を得て、その後中古品として割引販売することで、1つの服を新品として普通に売るのに相当する利益を得られるというビジネスモデルです。まさにユーザーと事業者が win-winの関係を築けるものです。

その他にもカフェやラーメン店が月額定額のメニューを設定したり、これまで「利用」になじまなかった業態もサブスクリプションモデルに移行していくと考えられます。 毎月収益が発生するのでビジネスが安定するためです。



どうやって継続課金するか?

ですが、ここで問題になるのは月額定額の料金をどうやって継続課金するか?という点です。いわゆる決済サービスを提供している会社は世の中にたくさんあります。大手であればこういった会社と協力して継続課金を導入すれば良いのですが、中小企業や個人事業にとってはコストが高くすぎて導入しにくいという面があります。

かといって全部自分で手作業で処理したりすれば時間が足りないですし、まさか月謝袋に現金を収めてお客さんに持ってきてもらう訳にはいきません。

そこでこの記事では、中小企業や個人事業主が月額定額の継続課金を行う場合に選択肢となるプラットフォームサービスを紹介します



定額継続課金のプラットフォーム4選

継続課金が行うことができるプラットフォームサービスはいくつもありますが、導入や運用のコストが低く、中小企業や個人事業主が導入しやすいものという点で次の4つを紹介します。



Square

Squareは無料のスマホアプリを使ったクレジットカード決済サービスです。最近レストランや美容室でスマホやタブレットのレジでカード決済していますが、あれです。

最初にカードリーダーやレシートプリンターを購入する必要がありますが、その以外の導入コストはかからず、月額利用料も0円です。決済金額に対して3.75% (JCBだけ3.95%)の手数料を支払うだけです。

Squareには「カード情報保存機能」と「請求書の定期送信機能」というものがあり、これらを組み合わせると、お客様のクレジットカードに自動継続課金をすることができます。最初に設定が必要ですが、その後は自動継続課金により月々の会費や顧問料、月謝などの請求も効率的に処理することができます。

あらかじめ用意された機能を組み合わせ使うだけですので、導入にあたって技術力は必要ありません。

Stripe

Stripeは自社のWebサイトの中にプログラムとして組み込んで使うサービスです。従って、APIを使ったWebサイトのプログラミングができないと基本的に導入は厳しいです。

ただし、Wordpressで管理しているWebサイトであれば、WooCommerceといったECサイト構築用のプラグインを入れることで利用可能になります。

初期費用も月額費用も無く、クレジットカード利用金額の3.6%が手数料としてかかるだけなので、非常にコストが安く済みます。また、自社のWebサイト上のサービスとして決済することができるので、お客様にとって自然な購入体験となります。



PayPal

PayPalは日本を含む世界で利用者の多いオンライン決済です。お客様が事業者にクレジットカード番号を知らせることなく決済できる仕組みなので、安全性が高い特徴があります。

PayPalで継続課金を行う場合には、まず「ビジネスアカウント」を開設します。審査があるのですこし時間を要します。

ビジネスアカウントが開設されたら、管理画面で「購読する」のボタンを生成し、そのHTMLコードを自社のWebサイトに貼り付ける形で導入します。

Stripeに比べると技術的に簡単ですが、PayPalの問題点はお客様がPayPalのアカウントを持っている必要がある、という点です。「わざわざPayPalのアカウントを作りたくない」と思われてしまうと購入をためらわれてしまう可能性があります。

ただ、PayPalも事業者側にとってはコストが非常に安く、PayPalで「月謝」などのを定期的な支払いを受ける際には、「3.6%+40円」の手数料を負担するのみとなります。やはり初期費用や月額費用はかかりません。



Peatix

Peatixは上記3つと異なり、日本の会社が運営するサービスです。Peatixはもともとイベント開催のためのプラットフォームサービスですが、勉強会やセミナーなどを定期的に開催するようなビジネスであれば、継続課金を利用することができます

課金の期間として「月額」もしくは「年額」から選べ、「入会費」の設定も可能です。メンバーが解約しない限り、自動的に支払いが行われます。

Peatixは集客のプラットフォームでもあり、設定方法が容易で導入しやすいですが、決済金額の15%の手数料がかかりますので、高く感じます。ですが、それ以外の利用料などはかかりません。



非エンジニアならコレ

以上の4つを見てきまして、コンサルタントの立場からお客様にどれを勧めるかというと、非エンジニアの方が導入するなら、「Square」を推奨します

理由は明らかで、プログラミングスキルが不要だからです。プログラミングに詳しくない方でも設定さえすれば、割と簡単に定額継続課金の仕組みを導入することができるでしょう。

また、導入コスト・運用コストともに安いですので、中小企業や個人事業主など事業規模が小さい場合でもペイしやすいのも魅力です。

さらに今なら消費増税の関係でクレジットカードリーダーが実質無料になるキャンペーンも実施しているようです。お得度が高いので、「Square」が一番理にかなった選択肢です。

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以上、サブスクリプション用にエンジニアでなくても導入できる定額継続課金の方法とは?という話題でした。これからあらゆるものが「サービス化」して、サブスクリプション型のビジネスモデルに変わっていく、と言われています。これに合わせて効率の良い定額継続課金の仕組みを準備することが大切です。

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