印紙が必要かどうか判定するフローチャートを書いてみた




契約書や領収書のような公式な文章を作る場合には印紙の貼り付けにより印紙税を払う必要があります。その場合に印紙が必要ないという場合があり、必要なのか必要でないのかわからないということが起きます。今回は簡便的ではありますがそれを判断するフローチャートを以下のように作成してみました。



印紙が必要かどうか判断の流れ

まず印紙を貼る必要があるのは課税文書であるということです。課税文章でなければそもそも印紙を貼る必要はありません。

次にその書類がペーパーレスかどうかという判断があります。ペーパーレス、つまり PDF や電子メール等で作成されているものであれば、そもそも印紙を貼ることができませんので印紙は不要となります。

紙で作った場合には、契約書であれば更新期間の定めがあるかどうかが問題となります。更新期間の定めがあり、かつ3ヶ月以内、ということであれば印紙は不要となります。3ヶ月を超える更新期間の定めがある契約書の場合は一律4000円となります。

もし更新期間の定めがない場合には記載された金額によってその印紙税の金額が決まることになっています。

次に領収書の場合ですが領収書の場合は5万円未満であれば印紙は不要です。5万円以上である場合には金額によって必要な印紙を貼るということになります。

以上が代表的な課税文章である契約書と領収書に関する簡便的なフローチャートとなります。



課税文書とは

課税文書の一覧は国税庁のホームページに詳細が出ています。一般の契約書・定款・貯金証書・領収書などのなものは課税文書の範囲となります。法律上全部で20種類の課税文書が定義されています。

もう一つ非課税とされる文章があり、こちらも国税庁のホームページに定義が出ています。例えば国や地方公共団体等が作成する文書に関しては自分で自分に税金を納めても意味がありませんから非課税とされています。その他にもいくつか非課税の例があります。


ペーパーレスの場合は印紙不要

次にペーパーレスについてですが、課税文書であってもPDF や電子メール等で発行されたものは印紙を貼る必要がないとされています。このため紙で作成する文書との間で不公平があると言うことで今後法律が改正されるかもしれません。

ですが、少なくとも記事執筆時点では印紙を貼らなくてよいということになっています。ただその場合でも「電子領収書につき印紙不要」などと書面上に記載して、印紙の貼り忘れではないことをアピールしたほうが良いです。Googleの画像検索で事例が出てきますので、参考にしましょう。

また、印紙と直接関係ありませんが、関連する話題として、ペーパーレスの場合でも電子印をつかって社印を押印することは可能です。また、改ざんされたものでないことの証明が必要な場合は、さらに電子署名でまたは電子証明書をつけて信頼性を高めるというやり方もあります。

いずれにしろ、ペーパーレスによる課税文書を作る場合にはあらかじめ税務署に確認をしてペーパーレスで良いかどうか(印紙を貼らなくて良いかどうか)確認しておくことをお勧めします。仮に課税逃れと判定されると、過怠(かたい)税といって必要税額の3倍が課されるからです。

以上、印紙が必要かどうか判定するフローチャートを書いてみた、という話題でした。

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定年後設計フォーラム2018に参加してきた

平成30年3月4日(日)ファイナンシャル・アカデミー社主催の定年設計フォーラム2018に参加してきました。

このセミナーは主に50代の人を対象とした定年後にどう生きるかを考えましょうというセミナーでした。基調講演はテレビ朝日でニュースキャスターも勤められていた蟹瀬 誠一さんでした。そしてその次に下流老人という本を書いた藤田 孝典さんの公演が続きました。

 

普段はあまりこの手のセミナーには参加しないのですが、自分も50代に入ったということで今回将来設計を考えるためにこのセミナーに参加しました。

 

60歳以降を考えるポイント

二人の話に共通してあったポイントは今後考えるべき三つの大事なことがあって、50代のうちにこれらを考え始めることが60歳以降の人生に大きく影響するということです。

その一つ目は収入、二つ目は貯蓄、そして三つ目が人脈です。

このうち、収入と貯蓄については以前から考えていましたし、当然のことと思うのですが、三つめの人脈をそれほど重視されるとは思っておらず、とても意外でした。

やはり歳をとってから色々なことを相談できる人、困った時に頼れる人、そういうものが非常に大事だと言うことを、蟹瀬さんも藤田さんも言っておられました。

特に男性の場合は、定年後の人脈をどう作るのかというのは難しい課題です。早めに色々と準備をしておく必要があるなと思いました。会社にいるうちは会社の人脈仕事の人脈というものがありますが、それが消えて行った時に残る人脈というものがとても大事だということです。

女性の場合であれば、ダンス教室であったりコーラスグループとかそういう場所で人脈を作るのが得意ですが、男性の場合はなかなか難しいです。自分も今のうちからどうやってそのような人脈を作るのか考えていく必要があるなと思いました。決して人数はたくさん必要ないと思いますが年をとってから付き合える人脈というのはやはり大切です。

 

4つの資産

蟹瀬さんの話で印象深かったのは4つの資産規模の準備してくださいという話です。

まず第一に「かくれ資産」があります。これは何かと言うと隠れて目に見えない資産、ということで隠し資産とか簿外資産とかそういう意味ではありません。隠れて目に見えない資産とは言えば、保険や年金資産です。通常なかなかいくらあるのか目に見えませんから意識しないのですが、保険や年金資産がどのくらいあるのかこれが把握しておくことが重要です。とくに年金は年金宅配便に書いている数字は盛られていると心得るべきです。少子高齢化の構造上、どう考えても満額出るとは思えないからです。

二番目は当然に金融資産ということになります。現金は生活していくうえで、非常に重要というです。貯蓄だけでなく投資もここに入ります。

そして三番目が不動産です。持ち家を持つのかそれとも賃貸で行くのか、というのはよく問題になるなる訳ですが蟹瀬さんが言っておられたのは特にウィークエンドハウスの重要性です。週日は都会で働いたとしても 週末 だけ家族とリラックスできる場所、そういうものを持つことが50代60代以降では大事だと言うことを言っておられました。都心から1時間くらいで自然のある場所ということで、蟹瀬さんは軽井沢を選ばれたようですが、よく考えたら自分の自宅(所沢)はすでに都心から1時間くらいで自然のある場所ですので、それはどうなんだろう、という感じです。

最後に四番目が「じぶん資産」であるということです。じぶん資産とは自分の中に蓄積する思い出や色々な思いの蓄積です。例えば良い映画を見たとか、旅行に行ったとか、いい音楽を聴いたとか、そういう素晴らしい思いが自分の中に蓄積していくそれがじぶん資産だということです。

50歳を過ぎたのであれば、むしろこういう自分が素晴らしいと感じるものにお金を使い、じぶん資産の形成に投資すべきだと言うことを言っておられました。確かに40代まではお金を貯めるということが大事ですが50歳を過ぎたのであれば、豊かな人生を過ごすためにお金を使うということもとても大事になると思います。

 

寿命の中央値とライフプラン

下流老人の著者である藤田さんは、データを駆使して今後の社会の在り方の説明をされていました。特に印象的だったのは平均寿命と中央寿命の話です。平均寿命は今80歳と少しですが、中央値としての寿命を見ると、現時点でも既に90歳を超えているということだそうです。

リンダグラットンが「ライフシフト」で人生100年時代ということを言いましたが、まさにその通りで人生設計を考える上では100年というスパンで考えていく必要があります。


このように考えてきますと、ライフプランを作ることは非常に大事だなと思います。

ライフプランはファイナンシャルプランナーが仕事として作成するものですが、決して難しい話ではなくてExcel などを使って資産のシュミレーションをするということを目的にしています。

様々なライフイベント自分を想定して、現在の資産がその収入と支出によってどのように変化していくのか?あらかじめ見ておこうということが目的です。それによって自分の収入や支出のプランを見直すことができます。おそらく多くの人は100歳になる前には自己破産になることが予想されるでしょう。従って将来設計をよく見直して50代・60代のうちから調整対策していくことが大事なのです。ライフプランについてはこちらの記事もご参照ください。

ライフプランを作って安心を手に入れよう

以上、定年後設計フォーラム2018に参加してきたという話題でした。

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三匹の子豚の三男もしくは働かないアリにみる組織論




先日とあるセミナーにて厚切りジェイソンさんの講演を聴きました。厚切りジェイソンさんはご存知のとおり、お笑い芸人でありながら米国TerraSky社の役員といいうお立場の方です。役員としての知性と芸人としてのプレゼンテーション力を兼ね備えており、講演は秀逸でした。ここ最近見た中ではダントツ。いろいろ勉強になったわけです。

そんな中でも彼が話した「三匹の子豚」の話がとても示唆に富んでおり、深く考えるきっかけになりました。

 

ジェイソンさんの「三匹の子豚」(ネタばれ)

三匹の子豚のお話自体は、みんな大抵知っていますし、特に最近子育てした方は鮮明かと思います。自分はすっかり忘れていたのですが、簡単に言うと次のような話です。

ある村に三匹の子豚がいました。長男・次男・三男の三兄弟です。あるとき、狼が村を襲うかもしれない、と聞きつけて、危ないのでそれぞれ家を建てることにしました。三男は遊びたい盛りで、家を建てるなんて面倒で仕方ありません。そこでワラを集めてきて適当に家を建てました。それを見ていた次男は「さすがにワラは無いでしょ」ということで、木材を集めて木の家を建てました。それを見ていた長男は「そんな弱いのじゃ駄目でしょ」ということで、レンガを集めてきて、隙間無く強固な家を建てました。

そんなある日、本当に狼がやってきました。まず、一番弱そうな三男に家に「がおー」と襲い掛かります。ワラの家はひとたまりも無く壊れてしまい、三男は命からがら次男の家に逃げ込みました。狼も追いかけてきて今度は次男の家に「がおーがおー」と襲い掛かりました。木の家でも持ちこたえられず、二匹は命からがら長男の家に逃げ込みました。狼も追いかけてきて今度は長男の家に「がおーがおーがおー」と襲い掛かりました。

ですが、さすがにレンガの家は強く狼は諦めて森に帰っていきました。三匹の子豚は無事生き延びることができました。めでたしめでたし・・・

さて、ここで問題です。この話から得られるレッスン(教訓)は何でしょうか?

普通は長男のように勤勉でまじめなことが大事、十分な準備を怠らず、リスクに対処しましょう、ということかと思います。ですがジェイソンさんの話したレッスンは、「三男のように遊んでしまっても、最後生き延びられれば結果オーライ。他の人がレンガの家を建ててくれるので遊んじゃって大丈夫」ということでした。

講演会場は苦笑に包まれた訳ですが、自分は「いや、まったくそのとおり」と思いました。そして、この話は考えれば考えるほど深いものがあります。



 

この話の本当のレッスン

最小限のスタートで結果オーライを目指す

最初から完成度の高いものを目指さずに、最小限・最低限のコアと呼べるものだけを準備して、とりあえずスタートしてしまう。そのあとは状況に応じて対応すれば良い、ということです。

三男のようにとりあえず最小限のワラの家を建てて自分の好きなことをやり、狼襲来の状況変化に応じて、人の家に逃げ込むという対応は、ある意味正しいです。結果生き延びた訳ですから、問題ありません。三男の人生(豚生?)を充実したものにしてくれるでしょう。最初から完成度の高いものを目指して時間を無駄にする可能性もある訳ですから、時間という誰にも有限なリソースを最もうまく使ったのは三男ということになります。

 

自分で全部やらなくてよい

今回は長男がレンガの家を建ててくれていたので、三匹とも生き延びることができました。要するに三男や次男は自分がやらなくても、長男がやってくれたおかげで助かったのです。これは逆に言うと、組織に長男のような人がいる事が最初から分かっていれば、三男や次男は自分でやる必要はないのです。

神経質な人や完璧主義の人は自分で全部やらないと気がすまないという人がいますが、それは体や心にとってとても有害な考え方です。放っておけば人がやると考えて、あえて自分でやらないことが大事です。これによって、ストレスや病気から自分を守ることができます。

 

組織にマネージャーは不要かも

この話には管理者(マネージャー)というものは出てきません。狼襲来のうわさを聞きつけて、三匹の子豚は自発的に行動を起こしたのです。だれもマネージャーから仕事をアサインされたりしていません。このことは、従来からある階層的な組織とか指揮命令系統が本当に必要なのだろうか?という疑問を投げかけています。

組織のメンバーがそれなりに成熟していれば、外部からの刺激を感知して、それぞれが必要な反応を勝手に行う、ということが考えられます。最近はどの職場も高齢化してベテランばかりですから、わざわざマネージャーから仕事をアサインしなくても、それぞれが必要な仕事をするのでは?ということです。

 

組織には多様性が必要

もしも三匹の子豚が全員三男のような性格だったらどうでしょうか。全員狼に食べられて終了です。しかし、一方でもしも三匹の子豚が全員長男のような性格だったらどうでしょうか。もちろん狼襲来にはベストの布陣ですが、それぞれがレンガの家の建築に時間をかけていますので、組織のリソース活用という意味では問題があります。つまり無駄が生じているということです。

つまり、組織には同じような構成員しかいないと、不都合があるということです。今回は狼襲来という事態でしたので、長男タイプの構成員が機能したわけですが、例えば村の文化祭があってアート作品を作成するという事態であれば、どうだったでしょうか?ひょっとすると、三男が普段遊んでいるだけあって、自由な発想で良い作品を提案するかもしれません。

このように様々な事態に適切に対応できるようにするには、組織には多様性が必要だと言えます。金太郎飴のような組織は意外と脆いのです。

 

アリの世界に学ぶ

上記で外部からの刺激を感知して、三匹の子豚がそれぞれが必要な反応を勝手に行う、ということを書きましたが、まさにこれが起きているのがアリの社会です。最近下記の書籍「働かないアリに意義がある」を読んだのですが、この中で紹介されているとおり、アリの社会(コロニー)には女王と働きアリしかいません。

中間管理職無しに、ある者は巣を作り、ある者を餌を探し、ある者は卵の世話をします。だれも仕事を命じたりしていません。これは反応閾値(はんのういきち)というそうで、人間でも汚れた部屋に我慢できずに直ぐに掃除する人と、そんな部屋でも平気でご飯を食べれる人がいますが、刺激に対して勝手に反応してしまう習性をいいます。

それぞれのアリが様々な刺激に対して勝手に反応することで、コロニー全体としての運営ができているというわけです。これが人間の組織に応用できれば、つまり構成員各人の反応閾値をうまく組み合わせれば、管理職はいらなくなる、と思ってしまうのです。

そうなると中間管理職の数は減って、ビッグボスが人材のオーケストレーションだけやるような組織が将来の組織かなと思うわけです。ちなみに、書籍のタイトルになっている働かないアリの意義も非常に面白いです。是非ご一読を。

 

以上、三匹の子豚の話や、働かないアリの本を読んで働き方や組織論についていろいろ考えてみた話でした。

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【ビジネスで使う統計学】テストマーケティングの効果を統計的に分析する方法

テストマーケティング

同じ商品でもパッケージのデザインによって売れ行きが変わったり、Webサイトでいえばデザインによってクリック数が変わったりします。

このため、どのデザインにしたら良いか会議があり話し合うのですが、最後は多数決とかエイヤーで直感頼みで決めたり、偉い人の鶴の一声で決めたりする訳です。そこにはこれといった根拠や理由はありません。ただ単になんとなく、決まるのです。

しかし、それでは博打と同じで、特に大きな投資となる場合には、心もとないですし、選ばれなかったデザインを推していた人も釈然としません。

そこでテストマーケティングしてみよう、という話になります。例えば4パターンのデザイン全てのパッケージによる商品を店頭に並べてみたり、Webサイトのデザインを一定期間で変えたりして、どちらが選ばれるのか?というのを検証する訳です。

そうするとデータが取得できます。A/B/C/Dの4パターンのパッケージ商品がそれぞれいくつ売れたのか?とか、A/B/C/Dの4パターンのWebデザインのそれぞれで目的となるリンクやボタンのクリックが何回あったのか?というデータです。

例えば下記のような感じです。

A・・・20個売れた

B・・・30個売れた

C・・・40個売れた

D・・・10個売れた

これはもう圧倒的にCですよね、一番売れたし、となります。

ここで疑い深い人から「本当にそうか?」「たまたまでは?」という疑念が沸き起こります。

そんなときに使うのが、「カイ二乗(かいじじょう)検定」です。

 

カイ二乗検定とは

カイ二乗検定の「カイ」はギリシャ文字のΧです。英字のエックスに似てますが、ちょっと違います。Χの二乗だからカイ二乗です。

検定とは統計学界隈で使われている手法で、統計学的が裏付けのある意味のある違い(変化)が認められるかどうかを調べるやり方です。検定は、実際には難しい数式による計算を行う必要があるのですが、そういったことは専門家に任せておいて、私たちは要するにビジネスの現場でツールとして検定を使えれば良いのです。

計算自体はExcelに用意されている関数を使うだけです。この関数に数値をいれて、計算結果だけを使います。検定の計算結果はp値(ぴーち)と呼ばれていて、このp値の大きさが5%(0.05)より大きいか・小さいかで判定します。

5%(0.05)より大きければ、有意な(意味のある)違いが無い、と判定されて、上記の例ではパターンCがもっとも売れたのはたまたまで、統計学的な根拠無し、となります。

5%(0.05)より小さければ、有意な(意味のある)違いがある、と判定されて、上記の例ではパターンCがもっとも売れたのは確かで、統計学的な根拠有り、となります。

そして統計学的な根拠有りとなったら、そのことを上司なりクライアントなりにアピールしましょう。上司やクライアントはたいていの場合統計学に明るくないので、「そうなのかー」と納得してくれます。(たまに専門家の方がいて、冷や汗をかきますが)

 

Excelを使った分析のやり方

Excelでカイ二乗検定はCHITEST()という関数を使います。

まず下図のような表にデータを入れます。2行目はそれぞれのパターンの実測値を、3行目には期待値を入れます。期待値は本来どのパターンも同じになるはずですので、25ということになります。

それでどこかのセルに「=CHITEST(B2:E2,B3:E3)」と入れて計算させます。B2:E2というのが実測値の範囲、B3:E3というのが期待値の範囲の指定です。

上記の例では、計算結果は「0.00016974」と出ます。すなわちp値が5%(0.05)より小さいですので、有意であるということになり、従って統計学的にもパターンCがもっとも売れるパターンであると結論づけることができます。

今回サンプル数が全体で100でしたが、100程度はないと「たまたま」との違いを検知できないようですので、注意が必要ですね。

以上、テストマーケティングの効果を統計的に分析する方法について、でした。

統計学の基本が勉強したいときには、この本がお勧めですよ。私も愛読しています。

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相続税と贈与税、どちらがお得か

親世代から子供の世代にどうやって財産を引き継げば良いのか、どのように節税を考えたら良いのか?という問題があります。財産を引き継ぐ方法には大きく相続と贈与があるのですが、それぞれの場合および組み合わせでどのように税金が変わるのか、シミュレーションしてみました。

シミュレーションの前提

資産8,000万円を配偶者と子(2人)に引き継ぐとします。相続の分割割合は法定分どおりとして、現在(平成30年2月)の税法や税率が10年後も同じとします。簡略化のため資産はすべて現預金とし、お金の時間価値や利回りは無視します。

 

相続が起きた場合(例1)

法定相続人が3人ですので、課税価格は8,000-(3,000+600×3)=3,200万円となり、各人の相続税は以下の通りとなります。

配偶者 3,200万円 x ½ x 15% – 50 = 190万円

子1人あたり 3,200万円 x ½ x ½ x 10% =80万円

従って、相続税の総額は 190 + 80×2 = 350万円 となります。

結果、各人の相続税額は法定相続分で分割したとすると、配偶者は350 x ½ = 175万円 ですが配偶者の税額控除(法定相続分もしくは1億6000万円までのいずれか多い金額)により結果として0円(納税額無し)になります。

子の相続税額は1人あたり 350 x ½ x ½ =875,000円 となります。

すなわち、家族全体の納税額は子2人分で1,750,000円となります。

 

贈与により財産を引き継いだ場合(例2)

資産8,000万円のうち、4,000万円を配偶者に、2,000万円ずつ2人の子に一括贈与(暦年贈与)した場合で考えます。

その場合、各人の贈与税額は次の通りとなります。

配偶者 4000-基礎控除額110 = 3890  ∴3890×55%(一般税率)- 400 = 17,395,000円

子1人あたり(仮に2人とも20歳以上とします) 2000 – 110 = 1890 ∴1890×45%(特例税率) – 265 = 5,855,000円

すなわち、家族全体の納税額は29,105,000円となります。

相続の場合に比べてずいぶん高いことが分かります。

 

贈与を時間をかけて行う場合(例3)

次は贈与の基礎控除額110万円の範囲内で10年間100万円ずつ3人に贈与し、残りの資産5000万円のうち2500万円を配偶者に、1250万円ずつ2人の子に一括贈与(暦年贈与)した場合で考えます。

まず最初の10年間は基礎控除額以下であるため、税額は発生しません。ただし、この場合最初からまとまった金額を贈与することを意図していたと税務署に認定されてしまうと、贈与税が課税される可能性があります。このため、面倒でも毎年贈与契約書を交わして都度の贈与である証明が必要です。

そういった要件はクリアしたとして、11年目の贈与では各人の贈与税額は次の通りとなります。

配偶者 2,500-110 = 2,390  ∴2,390×50%(一般税率)- 250 = 9,450,000円

子1人あたり(仮に2人とも20歳以上とします) 1,250 – 110 = 1,140 ∴1,140×40%(特例税率) – 190 = 2,660,000円

すなわち、家族全体の納税額は14,770,000円となります。

最初に全額贈与してしまうのに比べて、半額ほどに圧縮できることになります。

 

時間をかけて贈与したのち相続が発生した場合(例4)

最後は贈与の基礎控除額110万円の範囲内で10年間100万円ずつ3人に贈与し、残りの資産5000万円のうち2500万円を配偶者に、1250万円ずつ2人の子に相続した場合で考えます。

10年間100万円ずつ3人に贈与していた場合で、残りの資産5000万円を相続した場合、最初の10年間は前例と同様に贈与税額は発生しません。

相続において法定相続人が3人ですので、課税価格は5,000-(3,000+600×3)=200万円となり、各人の相続税は以下の通りとなります。

配偶者 200万円 x ½ x 10%  = 10万円

子1人あたり 200万円 x ½ x ½ x 10% =5万円

従って、相続税の総額は 10 + 5×2 = 20万円 となります。

結果、各人の相続税額は法定相続分で分割したとすると、

配偶者 20 x ½ = 10万円 ですが配偶者の税額控除(法定相続分もしくは1億6000万円までのいずれか多い金額)により結果として0円(納税額無し)

子1人あたり 20 x ½ x ½ =50,000円 となります。

すなわち、家族全体の納税額は子2人分で100,000円となります。

最初に贈与をしておくことで、相続税もかなり圧縮できることがわかります。

 

お勧めの考え方

以上の4つの例からわかることとして、原則として相続税は贈与税より安いことがわかります。これは相続税が財産の形成に貢献した家族を優遇する考え方から当然といえば当然です。今回は簡略のために財産は全て現預金と仮定しましたが、現預金を不動産や保険に変えることで相続税をさらに圧縮しようという考え方も世の中的にはあります。ですが、それはそれで将来不都合となる(不動産価格の下落とか)可能性がありますので、本当にそこまでして相続税を圧縮したいのかどうか、慎重にリスクを判断することをお勧めします。

また、事前に贈与の基礎控除額の範囲で少しずつ贈与しておく、または贈与税が非課税となる特例措置(住宅取得等資金贈与の非課税など)を利用するなどして、資産を減らしておくと全体としての税額を相当圧縮することができます。ですが、これは長期的な計画に基づいて行なっていく必要があり、急には対応できないということに注意が必要です。

最もお勧めのシナリオは例4のように、基礎控除額の範囲で少しずつ贈与しつつ、自分で形成した財産を自分の為に使い、残った財産を相続する、というものです。自分で苦労して作った財産ですから、子供たちに少額贈与をしつつご夫婦で楽しい老後を送る、というのがベストです。

上記の例は、非常に簡略化した条件でシミュレーションしています。実際の状況はもっと複雑ですので、ご自身の状況について早いうちから専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

 

以上、相続税と贈与税、どちらがお得かという話題でした。

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クラウド会計ソフト市場はどうなっているのか




最近会計ソフトもクラウド化が進んでいるという印象があります。古い会社や個人事業主はともかく、新しく起業して、さて会計ソフトはどうしよう?となったときに、多くの方がクラウド会計ソフトを選ばれるのかなと。

それで世の中の利用状況は実際どうなのか?ということで、調べてみたところ株式会社MM総研さんというところが、個人事業主を対象に調査して結果をネットに公開されていました。2017年3月の調査ですので、わりと新しいデータです。

詳しくはMM総研さんのニュースリリース「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2017年3月末)」をご参照頂ければと思いますが、要するに次のことがわかります。

 

調査から分かること

(1)個人事業主の32%はなんらかの会計ソフトを使って自分で経理しているが56%は使っていない(おそらく税理士事務所などに委託している)。

(2)会計ソフトを使っている個人事業主の13%はクラウド会計ソフトを使い、77%は従来のインストール型会計ソフトを使っている。

(3)クラウド会計ソフトを使っている個人事業主の56%は弥生を選んでいる。マネーフォワードとfreeeはそれぞれ19%と16%。


ここから得られる知見は

(1)クラウド会計ソフトの市場は意外に小さい。全体から見たら0.56 x 0.13 = 7% しかない。逆に言うと、インストール型会計ソフトの置き換えによる伸びしろが大きい。

(2)なんだかんだ言っても、弥生がナンバーワン。マネーフォワードとfreeeがもっと強いと思っていました。

(3)昔ながらの税理士事務所などへの委託マーケットも実は健在

といったところでしょうか。



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【2019年 所得税確定申告】国税をクレジットカードで決済する方法 

平成29年から国税の全ての税目(加算税、延滞税等の附帯税を含む)でクレジットカード決済が可能となっています。具体的には、国税庁長官が指定した納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)へ、国税の納付の立替払いを委託する、という形になっています。




 

クレジットカード払いはお得か?

クレジットカードなので決済できる限度額がありますが、その限度額の範囲内であれば、カード払いのメリットがあります。メリットはカード払いに付帯するマイルやポイントを取得できること、また実際にキャッシュが引き落としになるまで若干の時間差があること、です。

ただし、納付受託者への決済手数料が必要となるため、コストとベネフィットを比較して、クレジットカード決済が本当に得かどうか判断するようにしましょう。

決済手数料は納付税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)を加算した金額となります。例えば、納付税額が10万円なら、手数料が税込で820円かかることになります。

自分の場合、JALカードで「ショッピングマイル・プレミアム」に加入しているので、100円の決済につき1マイルが付与されて、このカードを使うと1000マイルを得ることができます。これと820円とを比較してどちらが得かという判断になりますが、獲得したマイルをどう使うのかにもよりますので、微妙なところではあります。


クレジットカードで決済する方法は?

申告のやり方によって、3つの方法があります。

1 国税庁ホームページから払う

普通に紙の申告書ベースで申告の準備をした場合は、国税庁ホームページから払うことができます。「国税クレジットカードお支払サイト」をクリックしてアクセスします。

2 確定申告書等作成コーナーから払う

国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーで申告書を準備した場合は、申告書を作成した際に表示される納付方法の案内画面からアクセスします。

3 e-Tax(国税電子申告・納税システム)から払う

e-Taxを利用して電子申告・徴収高計算書データの送信又は納付情報登録依頼をしたときは、その後メッセージボックスに格納される受信通知からアクセスします。



 

決済時に必要な情報は?

上記の方法で決済画面にアクセスしますと、入力フォームがありますので、利用者情報、納付内容、クレジットカード情報の3つを入力して決済すれば完了です。基本的に普通のインターネットショッピングの決済と同じです。利用者情報や納付内容は国税庁の情報を引き継いで自動で埋めて欲しいところですが、現状そうなっていません。自分で入れましょう。


以上、国税をクレジットカードで決済する方法、という話題でした。関連エントリーは下記よりご参照ください。

【2019年 所得税確定申告】外資系企業の従業員がRSUをもらった場合
【2019年 所得税確定申告】持株会で株式を取得した場合
【2019年 所得税確定申告】ビットコインで儲けがある場合
【2019年 所得税確定申告】個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)を始めた場合
【2019年 所得税確定申告】ふるさと納税をした場合
【2019年 所得税確定申告】サラリーマン大家さんの場合
【2019年 所得税確定申告】作家や漫画家なら個人事業税が非課税に

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はじめて人を雇う場合の手続きについてまとめ

これまで一人で事業を行ってきたのだけれど、忙しくなってきたので人を雇うといった場合には、どのような手続きが必要でしょうか?

今回ははじめて人を雇う場合に必要となる手続きについて整理してみたいと思います。

 

どのような場合にこの手続きが必要か?

次のような場合が考えられます。

1.個人事業主が従業員を雇った場合。従業員にはパートやアルバイトも含まれます。支給額の大きさは関係ありません

2.個人事業主が家族に給料を払う場合。配偶者や子供に手伝ってもらって給料を払う場合です

3.法人成りした場合。たとえ社長1人だけの会社でも手続きする必要があります

4.新しく法人を設立した場合

 

どんな書類をいつどこに提出するのか?

1.「給与支払事業所等の設立届出」を所轄税務署に給与支払事務所の開設の事実があった日から1ヵ月以内に提出します。この届出によって給与の支払者は所得税の源泉徴収を行うようになり、税務署から納付に必要な書類が送られてくるようになっています。

2.多くの場合は1と同時に「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」も所轄税務署に提出します。源泉所得税は、原則として徴収した日の翌月10日が納期限となっていますが、この申請を行うことによって、給与の支給人員が常時10人未満であれば、年2回にまとめて納付することができます。その分事務の手間が省けるメリットがあります。

3.従業員を1日でも雇用した場合、「保険関係成立届出書」を労働者を雇用した日から10日以内に所轄の労働基準監督署又は公共職業安定所(ハローワーク)に提出します。労働者を雇用すると労働保険(労災保険と雇用保険)へ加入しなければならないためです。ただし、個人事業主とその家族は労働保険の適用対象外となります。

4.雇用した従業員の雇用見込み期間が31日以上あり、1週間の所定労働時間が20時間以上ある場合は、「雇用保険適用事業所設置届」を設置の日の翌日から10日以内に所轄の公共職業安定所(ハローワーク)に提出します。

5.さらに従業員が増えた場合は、その都度「雇用保険被保険者資格取得届」を雇用した日の翌月10日までに所轄の公共職業安定所(ハローワーク)に提出します。

6.法人及び常時使用する従業員が5人以上いる個人事業主(一定の業種を除く)は社会保険(健康保険と厚生年金保険)への加入義務があります。このため、「被保険者資格取得届」を事実が発生した日から5日以内に日本年金機構へ提出します。

人を雇う場合の手続きは複雑で届出の期限も短いのであらかじめよく確認して準備しておくことが必要です。

以上、はじめて人を雇う場合の手続きについてまとめという話題でした。

 

 

ライフプランを作って安心を手に入れよう

ファイナンシャルプランナーの仕事のひとつに、「ライフプラン」の作成というものがあります。今回は、このライフプランの作成方法について、その概要を説明します。

ライフプランとは文字通り、人生の設計書です。特に経済的な意味での。それぞれの家族が現在いくらの資産を持っていて、将来収入と支出がどのように推移していくのか、見通しを立てます。もし収支がマイナスになるようであれば、計画を見直して今の行動に反映させます。さらに、失業や病気などリスクを加味して現在の保険に過不足が無いか検討します。

以下に(0)から(12)のステップでご案内します。

 

 

現状把握

(0)現在の家族構成と金融資産(貯蓄・投資)を理解する

家族の名前、年齢、職業など属性情報とそれぞれの名義の金融資産をリストアップします。金融資産は貯蓄(定期預金のように元本保証かそれに近いもの)と投資(株式など値動きがあるもの)に分けてリストアップしす。

 

(1)現在の収入を理解する

家族の各人の現在の年収について、手取りではなく天引き前の支給額を年額で把握します。

 

(2)現在の支出を理解する

家族の現在の支出について、金額の大きな支出を10項目程度を年額で把握します。細かいものはその他にまとめます。

例えば、税金、社会保険(年金・雇用保険など)、一般生活費、交通費、保険料、車両費、ローン返済(又は家賃)、娯楽費、水道光熱費、通信費、その他、という具合に。

 

(3)現在の保険を理解する

現在契約中の保険について、契約者ごとに年額保険料、保険期間、死亡保険金、医療保険金、損害保険金、事故保険金、解約返戻金、受取人などをリストアップします。

 

将来予測

(4)将来の収入見込みを推定する

(1)の現在の収入をベースに平均寿命+10年分くらいを見積もります。

メインの収入ほかに、退職金、年金、定年後再雇用の収入、副業収入などを追加して予想します。投資の運用実績も推定して反映させます。ただし投資は値動きによって変わりますので、控えめに予想します。

 

(5)将来の支出見込みを推定する

(2)の現在の支出をベースに各項目がどのように推移するか平均寿命+10年分くらいを見積もります。家や車の買い替え、子の結婚、など比較的大きな一時的支出も予想できるものは織り込んで見積もります。

 

(6)タイムラインでプロットして時系列で収支を見る(事件なしのシナリオ)

家族全員大過なく過ごすことができたとして、(4)と(5)から(0)で集計した家族の金融資産が将来に渡って増えるのか・減るのか、平均寿命よりも前に資金不足にならないかどうか、シミュレーションします。

この時点ですでに平均寿命に対してプラスで推移する(資金不足にならない)なら、基本的これで終了です。あとは見込み通り収入・支出があるかモニターしていくということになります。

平均寿命よりも早くマイナスに転じる(資金不足になる)なら、次の(7)(8)を実施する。

 

(7)支出の金額を減らせないか、時期を遅らせられないか検討する

(2)や(5)の分析結果から、削減したり支出を延期したりできるものがないか探します。一般生活費を縮減のように日々の生活に影響が大きいものは後回しにして、車の買い替え時期を車検1回分遅らせるとか、家族旅行の回数を少し減らすとか、日々の生活への影響が少ないものや、各自の人生の目的・ポリシーといったものに照らして、優先度が低いと思われることから、縮減を考えます。

 

(8)収入の金額を増やせないか、時期を早められないか検討する

それなりの高齢になって収入の金額を増やすというのは現実的には難しいですが、若いうちから備えて副業の準備をするとか、準備のやりようはあります。またNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用して節税しつつ投資するとか、それぞれの立場でできる対応もあります。また年金の受給開始を早めて、キャッシュフローを維持するという方法も考えられます。

 

(9)検討後に再びタイムラインでプロットして時系列で収支を見る

(7)(8)の検討の結果、平均寿命に対してプラスで推移することを確認します。あとは(7)(8)の検討事項を行動に反映させるように取り組みましょう。

 

もしもの場合の備え

本来はあまり考えたくないですが、病気やリストラなど、人生の後半に向かってこういった事件発生の可能性はありますので、そういったもしもの場合のシナリオについても念の為確認しておくことをおすすめします。これにより、現在の保険に過不足が無いか検討することが目的です。

(10)事件ありのシナリオを仮定する

例えば「夫が50歳でリストラされる」「妻が60歳でガンにかかる」など、あまり楽しい作業ではありませんが、あくまで一般論としていくつか想定します。

 

(11)保険の見直しが必要か検討する

事件ありのシナリオの結果(9)で作成した時系列の収支がどう変化するかシミュレーションします。この際、支出としては治療費などが追加になりますし、収入としては保険金や健康保険から支払われる傷病手当金、高額医療費の払い戻し、失業保険などを加味することになります。結果として、時系列の収支がマイナスになるようであれば、将来の補償が足りないということになりますし、逆に場合によっては保険の掛けすぎが明らかになる場合もあります。

 

 

まとめ

(12)長期および短期の実施項目

以上のことを行いますと、ご自身と家族のライフプランが全体像として見えて来ます。「老後の資金は大丈夫なのか?」といった漠然とした不安を抱えているよりは、一度こういった情報をテーブルの上に広げて家族全員で見渡してみることで、具体的なアクションに繋がりますし、何をするにしても家族全員の納得性が得られます。

そうした全員の諒解のもとで、長期および短期の実施項目を整理します。数年後にどうなっている必要があるのか、そのために短期的にどういうことに取り組むのか、今日これからどうするのか、というように繋げて考えることが大切です。

ライフプランの作成は単なる数字のシミュレーションではなく、家族の生活の質を向上させるための絶好の機会となります。是非考えて見てください。中には年金や保険に関する少々難しい知識が必要な場合もありますので、第三者の助けを得ることも有効です。必要であればお手伝いしますので、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

以上、ライフプランを作って安心を手に入れようという話題でした。

 

【2019年 所得税確定申告】作家や漫画家なら個人事業税が非課税に




所得税の確定申告について幾つか皆様の役に立ちそうな内容で記事を書いてみたいと思います。今回は「作家や漫画家なら個人事業税が非課税に」という話題です。

個人事業主が払う税金には、国税である所得税や消費税に加えて、地方税である住民税や個人事業税があります。このうち、個人事業税については課税対象事業というのが約70業種ほど決まっていまして、それぞれの業種によって税率が設定されています。

この課税対象事業はほとんどの業種をカバーするのですが、作家や漫画家を含むアーティスト業種が対象事業ではなく非課税になっているのです(詳しくは各都道府県の情報をご参照ください)。これは本業である必要は無く、副業でこれらの収入を得た場合でも申告すれば個人事業税は非課税になります。


そもそも個人事業税とは

都道府県に納める税金で、1年間営業して290万円以上収入がある場合に課税される可能性があります。確定申告をすると納税通知書が送られてきます。原則年2回に分けて納めます。税額は下記の式で計算します。税率はほとんどの業種で5%、畜産・水産業などは4%、あんま・マッサージ業などは3%です。上述の作家や漫画家に加えて、農業も0%非課税ですので注意しましょう。

(収入 − 必要経費 − 専従者給与等 − 各種控除(290万円含む))× 税率 = 個人事業税

従って、1年に290万円も収入がなければ、最初から税額がゼロなので気にしなくて良い話になりますが、本業の傍ら本を書いて結構な印税収入がある、というような場合は、しっかり非課税の申告をしないと損をしてしまう、ということになります。




確定申告のやり方

確定申告書第2表に下図の項目(事業税・住民税に関する事項)がありますので、「非課税所得など」欄の番号として「2」(地方税法第72条の2に定める事業に該当しないものから生ずる所得)を、課税所得はこの事業から生じた青色申告特別控除前の金額を書きます。

以上、作家や漫画家なら個人事業税が非課税にという話題でした。確定申告について詳しく知りたい方は下記の書籍もぜひどうぞ。

税理士を探している場合には、下記の記事もどうぞ。

税理士を探す方法・紹介してもらう方法を整理してみた【お勧め度付き】

また、下記の記事も宜しければご参照ください。

漫画家さんの確定申告のための帳簿のつけかた

そのほか関連するエントリーは下記からご参照ください。

【2019年 所得税確定申告】外資系企業の従業員がRSUをもらった場合
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