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Vuelingはバルセロナへのフライトが充実
Vueling(ブエリング航空)はスペインのバルセロナを拠点とするLCC(ローコスト・キャリア)で、2004年から就航している比較的新しい航空会社です。
以前はスペインの航空会社といえばイベリア航空くらいしかなく、フライト料金も高かったのですが、LCCの参入で非常に安く他の都市からバルセロナへ、またはバルセロナから他の都市へ飛ぶことができるようになりました。
私は2019年10月にバスク地方の都市ビルバオからバルセロナへ飛び、バルセロナに滞在した後、パリへ飛びました。この時にかかった料金が1回のフライトが両方とも2人で15000円程度でしたので、1人当たりだと1回のフライトが7500円くらい。この安さでビルバオからバルセロナや、バルセロナからフランスのパリへフライトしました。
バルセロナへの直行便は数少ないですが、ヨーロッパの各都市から乗り継ぎでバルセロナへ行くなら、Vuelingが断然におすすめです。
Vuelingの良い点・悪い点
(1)良い点
Vuelingの良い点はなんといってもその料金の安さです。上述のとおりの料金ですから、バスや鉄道と比べても早く安く移動することができ、圧倒的なコスパです。
ヨーロッパの各都市の場合、飛行場と街の中心がそれほど離れていないことが多いので、飛行場からの移動に時間がかかるということもありません。また、成田空港の第三ターミナルのようにLCCだからといって極端に不便な場所にあったりすることもありません。ヨーロッパではLCCも平等に扱われているようです。
LCCの場合、サービスが悪いとか席が狭いということが言われますが、実体験としてはそんなことも無く、特に不満もありませんでした。もちろん体格が大きな方だとすこし手狭に感じるかもしれませんが、1-2時間のフライトならなんとか我慢の範囲かと思います。
(2)悪い点
このようにあまり悪い点は無いのですが、日本人にとっての問題点は予約するためのWebサイトやその後の搭乗日が近づいたときのメール連絡が全部英語である、という点です。英語が苦手の場合、この点がすこししんどいです。
ですが、それほど難しい英語ということもありませんので、以下の例を見つつ、Google翻訳などで少し訳しながら進めば、大丈夫でしょう。
あと、LCCならではの事として、飛行機に預ける荷物のタグ付けやベルトコンベアへの送り出しも全部自分でやる、という点があり、これは現場で結構戸惑いました。私の場合は、係員の人がうろうろしていたので声をかけて「Help me please」という感じで、やってもらいました。特に嫌な顔もされませんでしたね。
また、JALのような国際線から乗り継ぎ便としてVuelingに乗り換える場合、荷物はいったん受け取って、自分でVuelingへ預けるという段取りになります。LCCへの乗り継ぎの場合、荷物を自動で引き渡してくれないので、これは面倒くさいポイントではあります。
Vuelingの予約から搭乗まで
(1)フライトの予約
まずはこちらからVuelingのWebサイトに行き、フライトを検索します。例として、2019年12月3日にバルセロナからパリ(オルリー空港)へ2人がフライトする場合、下図のようになります。
Searchを押すと、 検索結果がこういう感じになりました。
「Optima」という料金が標準的なもので、おすすめされています。この料金の場合、事前の座席予約、飛行機に預けるスーツケース(標準的なサイズ25Kgまで)、Webチェックイン、が含まれています。料金は1人あたりです。
ただし、Optimaではフライトの変更は出来ません。スケジュールが変わる可能性があるなら、TimeFlexにする必要があります。また、飛行機に預ける荷物が無いなら、Basicでも良いでしょう。Basicでも機内持ち込みサイズの小さなスーツケース1個(10Kgまで)とハンドバック(リュックなど)1個が持ち込めます。
フライトと料金プランを選んだらContinue(次へ)をクリック。
次のWho’s travelling?のページでは旅行者の名前をパスポート通りに登録します。Nameが下の名前、Surnameが苗字です。旅行者2人なら、Adult1とAdult2に分けて2人分です。
さらに、Contact Detailsに連絡先情報を記載します。
「I’ve read and I accept the Privacy Policy.(プライバシーポリシーに同意します)」にチェックしてLet’s carry onをクリックします。その他のオプションのおすすめが出てきたりしますが、無視してContinueをクリックで良いです。
最終的にクレジットカード情報を入れて、Pay Nowをクリックすると完了です。クレジットカードはVISA, Mastercard, Amexなどが使えます。日本のJCBは使えません。
(2)搭乗まで
搭乗日の1-2週間くらいまえにメールでPDF形式の搭乗券(boarding pass)が送られてきます。これをカラー印刷して、当日持参します(白黒印刷では分かりずらいです)。スマホのアプリ(Apple WalletやPassWallet)に落としておけば印刷も不要です。
飛行場に着いたらVuelingのカウンター(Baggae Dropという表示があるところ)を探します。チェックインは不要ですが、前述のスーツケースを預ける作業をして、セキュリティゲートを通ります。チェックインが無いので一抹の不安を感じますが大丈夫です。
搭乗口では搭乗券に印刷されたグループ番号ごとに列を作って並びます。大抵はGroup1, Group2, Group3などと搭乗券に書かれており、その番号の列に並んで乗り込むことになります。
以上、バルセロナに行くならVuelingのフライトがお得です、という話題でした。ヨーロッパのLCCは非常にコスパに優れており、特にVuelingはヨーロッパの主要都市とバルセロナを結ぶ便がたくさん飛んでいて使いやすいです。バルセロナへの訪問を計画されているなら、是非ご検討ください。
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