【起業するには】失業で考える独立して起業という選択肢



この記事は「コロナ不況で失業してしまった。この際、独立して起業するにはどうしたら良いですか?」といった質問に答えます。



失業で考える独立して起業という選択肢

もし失業したらどうするか考えたことがありますか?

次の職探しをするのが普通ですが、「起業」する、自分で何か始めるという選択肢もあります。特に不況下では、自分が望むような条件の職探しは簡単ではないでしょう。

だから職探しをしつつ副業的にでも小さく「起業」してみるのは十分アリです。収入の柱を複数持つことで、生活を安定させることができるため、です。ダメ元でチャレンジしても損はありません。というより、損が無いように準備することが重要です。

以下に小さく「起業するには」どのような準備が必要か、説明します。



起業アイデアの探し方

起業アイデアの探し方は難しいですが、単純です。下図のとおり、「得意なこと +好きなこと +ニーズがあること」の交わり部分で探すということです。

起業アイデアの探し方

よくある失敗例は、「好きで得意なことを始めたけど、ニーズが無かった」というものです。趣味の延長や憧れだけでビジネスを起業すると、このパターンにはまりやすいです。

よく「好きを仕事に」とか言いますが、そうも行かないのが現実です。

従って、好きなことで得意なことを書き出したら、出来る限り客観的なデータを集めてニーズを調べます

ニーズの調べ方は内容により様々ですが、例えばネット検索(GoogleやTwitterなど)でも世の中の動向がある程度分かります。検索ヒット数が多いもの、話題にっているもの・これからなりそうなもの、など人々の関心が集まっているものはニーズがある可能性があります。

また、ニーズは潜在的である可能性があることにも注意します。将来世の中に出てくるニーズは今は人々の関心がそれほど集まっていないものです。ただ、最初の起業ではすでに顕在化しているニーズを狙う方が確実です。

私もたまに、これから当りそうなビジネスと題して自分が思うニーズをブログ記事にしています。よろしければご参照ください。



起業は「ひとり」が良い

起業に際しては、まず「ひとり」で始めるがおすすめです。理由は簡単で、人を雇うと人件費の負担が大きいから、です。売上が安定して自信が持てるまでは「ひとり」でいきましょう。

ビジネスを行って行くうえで「人」ほど高くつくものはありません。給料の支払だけなく、社会保険料の負担が重くのしかかります。

また人間関係が発生しますので、その人の性格にもよるでしょうが、普通は精神的にも負担になります。友人と共同で起業しても仲が悪くなってしまう例をたくさん見ました。

なので、まずは個人事業主または「ひとり社長」で起業するほうが良いです。「ひとり社長」での起業についてはこちらの書籍「ひとり社長の稼ぎ方・仕事のやり方」が秀逸です。値段の倍以上の価値があります。



事業資金をどうやって調達するか?

事業資金の出所は3つしかありません。

  • もらう
  • 自分で出す
  • 借りる

もちろん一番良いのは「もらう」です。人からお金を貰ってビジネスを始めることができればこれほど良いことはありません。

「そんなの無理でしょ」と思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。

ひとつの例は「ベンチャーキャピタル」ですが、これはお金ももらうというよりは「預かる」という感じですし、通常「ひとり」の起業には向いていません。投資家から見て規模が小さすぎます。

「ひとり」起業の場合なら、国・自治体などの公機関や各団体が出している助成金や補助金をもらう(返済不要)、というのがお勧めなやり方です。

起業を思いついたら、必ず助成金や補助金をチェックしましょう。チェックの方法は下記の記事で詳しく書きました。

また、「借りる」場合には、最も一般的なのが、日本政策金融公庫の「新創業融資制度です。自分の経験ではほぼ全ての起業者がここに行きます。

その理由はとても有利だからです。新たに事業を始める人に対して担保・保証人不要で3000万円まで融資してくれます(もちろん審査はあります)。金利も低く設定されています。

これ以外にも都道府県や市町村に創業融資の制度があることが多いです。例えば、東京都なら東京都産業労働局の「創業融資」が有名です。お住まいの自治体のホームページなどで調べると良いです。

これ以外となると普通に金融機関から借りるということになります。「ひとり」起業であれば、メガバンクでは相手にしてもらえないことがあるので、街の信用組合のようなところへ行く方が良いです。

どこから「借りる」にせよ、「創業計画書(事業計画書)」の提出を求められることになり、この準備がハードルが高いものです。下記の記事にその方法をご案内しています。



起業の手続きは「会社設立freee」で

起業のアイデアと資金調達の目途がったら、次は「手続き」です。いろいろな役所に届出・申請などして手続きして歩くことになります。

これがなかなか消耗するものです。

そこで、会社設立手続きに必要な書類作成をサポートしてくれるのが、クラウド会計のfreeeが提供している「会社設立freeeです。自分が知る限り、現時点でこれに勝るものがありません。

会社設立freeeがベスト

会社設立freee」を使うと無料で会社設立に必要となる書類をミスなく作成することができます。作成した書類は自分で各役所へ持って行くか、freeeを通じて専門家に代行依頼することができます。

書類準備が手際よくできるだけでも助かるものです。詳しくは公式サイトにてご確認ください。

なお、一般的な会社設立の手順はこちらの記事で説明しています。

この記事で説明しているとおり、会社設立後もまだ税務署や自治体などへ手続きが続きます。これらもそれなりに厄介ですので、初めから自分でやらずに税理士等の専門家にサポートしてもらうという手もあります。

費用がかかりますが、起業はなにかと消耗しますので、ひとりで頑張り過ぎないことも大事です。税理士を探す場合には、以下の検索サービスを使うと良いです。



以上、失業で考える独立して起業という選択肢、という話題でした。今回のコロナ不況はウイルスの感染が収まった後で、2番底として来ると言われています。リーマンショックの時も不況の底までタイムラグがありました。たとえ不況で「失業」してもめげずに立ち上がることが大切です。

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