新しいビジネスの起業や新規事業に参入したいときなど、折に触れてチェックしたいのが、「助成金」と「補助金」です。ですが、助成金も補助金も様々なものがあり、何があるのか分からない、どれが使えるのか分からない、といった悩みがあります。常にアンテナを張っていれば良いのでしょうが、そこまで暇でもなく、必要な時に手早くスキャンしたいということになります。
そこで、助成金や補助金をぱっと検索できる方法をまとめてみました。
目次
そもそも助成金・補助金とは?
基本的に国や地方公共団体など公益性のある団体が産業振興のために出しているお金です。
助成金と補助金の一般的な違いは、助成金は要件に合致すれば貰えるモノであるのに対して、補助金は申請して審査に合格したら貰えるモノである、という点です。
借入金と違って基本的に返さなくてよい、という点は一緒です。
では、助成金や補助金を検索できる方法を見ていきましょう。
ミラサポ
中小企業庁が主管している事業で、下記のサイトより検索可能です。
https://www.mirasapo.jp/subsidy/
中小事業者向けの生産性改善を目的とした補助金がメインです。
内容的には、設備投資などのための「ものづくり補助金」、販路開拓のための「小規模事業者補助金」、IT化のための「IT導入補助金」、があります。
消費税の軽減税率対策として、レジの入れ替えなどで使える「消費税軽減税率対策補助金」の紹介は下記にあります。
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/2019/190325keigen1.pdf
消費税軽減税率対策補助金はiPadを使ったSquare(スクエア)を導入して受けることができます。補助金によりiPadは半額で購入でき、またレジに必要な機器は1/4の値段で購入できます。こちらから詳しくご確認ください。
J-Net21(中小企業ビジネスサイト)
こちらは中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)が運営しているサービスです。下記のサイトから補助金・助成金・公募の検索が可能です。
http://j-net21.smrj.go.jp/snavi/support
このサイトは全国を対象として非常に充実した内容になっており、目的の補助金等が探しやすくなっています。様々な団体が出している補助金や助成金の情報が一括して検索できるので便利です。
メルマガ配信のサービスもあり、最新の補助金なども受け取ることができます。
東京都中小企業振興公社
東京都中小企業振興公社は、都内中小企業のための総合支援機関です。こちらには様々な助成金事業の掲載があります。中小企業振興公社は全国各地にあり、こちらは東京都のものです。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/
「製品開発」、「販路開拓」、「地域活性化」などの目的の助成金がたくさんあります。ツイッターで公式アカウント@tokyo_koshaをフォローすれば、最新情報を受け取ることができます。
厚生労働省
こちらには労働関係の助成金が掲載されています。事業主の方が人を雇用するのを支援するための助成金がメインです。特に社会的立場の弱い方への雇用機会創出が中心です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html
65歳以上の高年齢者を雇い入れた場合に受けられる「特定求職者雇用開発助成金(生涯現役コース) 」(60万円)や、中高年齢者(40歳以上)の方が自ら起業し、中高年齢者等を雇い入れる場合に受けられる「生涯現役起業支援助成金 」(150万円)などがあります。
都道府県や市町村の助成金
あまり数はおおくありませんが、都道府県や市町村が助成金を出している場合もあります。省エネ・環境系が多いようです。下記は埼玉県の掲載サイトです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/kurashi/kankyo/kekaku/jigyousya-shien/index.html
目的に合わせて、地元の自治体の情報を検索されると良いでしょう。
以上、補助金や助成金の最新情報を調べる方法をまとめてみた、という話題でした。