【コロナ不況】リストラ担当者から見た「不況に強い現実的な資格」厳選5選



この記事は「コロナ不況で会社がヤバそう。仕事を失うかも。不況に強い資格はないかしら?」といった疑問に応えます。



コロナショック→不況→失業に備えよう

コロナショックに続く不況のため様々な業界で雇用調整の実施が予想されます。これによって残念ながら失業してしまう人が増える見込みです。

私もこれまのキャリアの中で、リーマンショックなど何度かリストラに伴う社内プロジェクトを経験したことがあります。自分の経験上、リストラされてしまう人というのは、やはりスキルを持ち合わせない人です。一定のスキルや資格を持っていると、リストラ担当者から見て、そもそもリストラ候補になりにくいということがあります。

そこで今回はリスクに備えて何か資格を取っておきたい、という方に向けて不況に強そうな資格を紹介します。 とはいえ、「医師」とか「公認会計士」とか言われても非現実的ですから、現実的に普通の会社員が数か月の勉強で取得可能な資格を5つを選びました。





「不況に強い現実的な資格」厳選5選

次の5つです。

  • 宅建士
  • 簿記
  • 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
  • 認定ベビーシッター
  • ITパスポート / 基本情報技術者

以下にその理由や内容について説明します。



宅建士(宅地建物取引士)

宅地建物取引士は不動産業者で土地建物の売買や賃貸など不動産取引の契約を行う仕事です。不動産取引は高額なので、一般消費者を守るために法律で「重要事項説明」といった一定の業務が義務付けられており、宅建士しか出来ないようになっています。

また、法律で不動産業者の社員の5人に1人は宅建士でなければならない、と決まっており、この点でも常に一定の需要があります。

コロナ不況では不動産業も不況になるのでしょうが、「人生に保険をかける」という意味では、持っていると安心な資格です。私もそのような意図で宅建士をとりました。

ネックは、試験の合格率が15%ほどであり、真剣に勉強しないと合格できない、という点です。毎年20万人近い人が受験して、毎年不合格という方もいますので、すこし根性を入れる必要があります。

自分が数年前の受験時に実践してうまくいった勉強方法はこちらのKindle本「実践!宅建士試験で説明しています。

最近では安価なオンラインの宅建講座も各種出てきており、例えば資格スクエアの「宅建士講座」 の「宅建未来問合格パック」は必要かつ十分な内容です。私も今ならこういった講座を選びます。



簿記

簿記(日商簿記)をおすすめする理由は、経理は常に人手不足だから、です。

大企業なら経理部があり人手不足ということはなく、また個人事業主や10人以下の零細企業なら経営者が自分で経理したりしています(これを自経化といってお勧めしています)が、真ん中の中小企業が問題です。

多くの中小企業では経理担当者が不足して(または雇えずに)苦労しており、このため外注を含めて簿記スキルがある人に仕事の機会が多くあります

日商簿記の場合、3級は非常に簡単かつ基礎的ですから、できれば2級まで取得したほうが仕事をしていく上では良いです。私も2級までは取得しました。

日商簿記の合格を目指すなら、今の時代ならほとんどの方にとってオンラインスクールで十分です。

日商簿記3,2、経理の仕事に役立つ150以上の動画を学ぶサイト【Accountant’s library】 なら月額980円で「日商簿記3・2級講座」を受講することができ、次の試験回に合わせた最新の講座内容で勉強することができます。これだけで十分な内容でしょう。

試験対策以外にも経理の仕事に役立つ動画が見放題ですから、これまで経理の実務経験が無い方でも周辺知識も合わせて学べます。



介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、介護福祉分野へのエントリー資格です。

日本は世界一の高齢化社会ですし、国の重点施策となっていますから、介護福祉分野は不況知らずと言えるでしょう。その分、時給単価も上昇傾向にあり、パート勤務でも時給1,800円くらいからが相場です。

介護職員初任者研修は、未経験の方でも最短3週間で取得が可能な資格で、難易度は高くありません。将来介護福祉分野へ進んでいこう、と考えるならまずは取っておくべき資格となります。

資格取得にはスクールに通うことになります。平均的に3週間程度の期間が必要となり、その費用は2万円程度からとなります。スクールは様々なものがありますので、介護福祉スクール専門の資料請求サイト「シカトルで効率よく資料請求すると良いです。



認定ベビーシッター

外資系企業で様々な国の人と仕事をしていますと、ベビーシッターをめぐる事情が国によってかなり違うことに驚きます。特に日本はベビーシッター後進国でベビーシッターの活用が進んでいません。

「女性の社会進出を・・」といっても、そういったインフラがなければ難しいでしょう。その意味で仕事としてのベビーシッターは不況に強い、これから伸びるものと考えられます。

本来ベビーシッターをするのに資格は必要ありませんが、厚生労働省が以下に注意喚起しているとおり、「認定ベビーシッター」の資格があるほうが望ましいとされています。

ベビーシッターなどを利用するときの留意点(厚生労働省)

認定ベビーシッターは、各スクールが開催している養成講座を修了、または認定試験に合格することにより資格を取得することができます。養成講座は通学と通信の両方がありますが、平均的に3か月の期間が必要となり、その費用は3-4万円程度からとなります。

認定ベビーシッターの講座があるスクールはケア資格ナビを使って探すことができます。



ITパスポート / 基本情報技術者

IT技術者も「慢性的な人手不足」の問題を抱える職種です。IT技術者とひとくちに言っても、その分野は様々であり、プログラマーからプロジェクト管理者のような専門職まで多種多様です。

それらの入り口となる資格がITパスポート / 基本情報技術者です。

もしこの先、IT系エンジニアを目指すとか、IT企業への転職を考えるのであれば、とっておきたい基礎資格となります。これだけでいきなり飯が食えるわけではありませんが、次の会社に移って食いつないで行くための基礎となるものです。

基礎資格といっても合格率はITパスポートが約50%、 基本情報技術者が約20%となっており、それなりに勉強しないと合格できません。私も基本情報技術者(旧第二種情報処理技術者試験)に合格していますが、たしか一度目は不合格でけっこう苦労した思い出があります。

勉強方法については、こちらも今の時代なら断然オンラインスクールです。

オンラインスクールならスタディングのITパスポート講座 が良いです。スマホなどの動画で勉強して、わかりやすいインプット・一問一答形式や過去問題など複数の問題集によるアウトプットを繰り返し行う、ことが特徴です。

スタディングのITパスポート講座は標準価格が7,980円ですが、頻繁にキャンペーンを行って値引きしているので、最新の状況は公式サイトにてご確認ください。

以上、リストラ担当者から見た「不況に強い現実的な資格」厳選5選、という話題でした。不況になれば求人そのものが減っていくことになるので、「早く動いたもの勝ち」という面があります。

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