2018年は副業元年だったということで多くの方が副業を始め、あるいはフリーランスとして独立したようです。
その一方で電機業界や金融業界の大企業がリストラを次々に発表しています。そのターゲットになっている中高年こそ副業やフリーランスを目指すべきです。
ただし、40代以降では年齢から言って大きなリスクは取りづらいです。この記事では副業の開始と生活の安定とのバランスをどのように取ったら良いのか?ということについて考えてみます。
目次
2018年フリーランス実態調査
クラウドソーシング大手のランサーズ社が実施したフリーランス実態調査(2018年)の資料によると下記のように書かれています。
ランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋好 陽介)は、全国の20-69歳男女(3,096人)を対象に、国内初・今年で4度目となる「フリーランス実態調査」を実施しました。本調査では、日本における副業・兼業を含む業務委託で仕事をする広義のフリーランスの経済規模が初の推計20兆円を超える結果がでました。フリーランス人口においては、前年と横ばいで1,119万人、人口に占める割合は17%となりました。
また、副業(本業・副業を区別していない労働者を含む)フリーランスの人口は744万人、経済規模は7兆8,280億円と8兆円近い規模になり、報酬は堅調に増加し、業務委託ベースのパラレルワーカー数が伸長している傾向にあります。
(出典:ランサーズ社プレスリリース2018年4月4日)
つまりすでに労働人口の10人に1人はフリーランスであるとの結果です。 またフリーランスが獲得している報酬も前年比で倍増しており、中でも業務委託ベースのパラレルワーカーがの数が伸びているとあります。
さらに、フリーランスの働き方は4つのタイプに分けられると説明されています。その4つとは副業系すきまワーカー、複業系パラレルワーカー、自由業系フリーワーカー、自営業系オーナーの4タイプです。
(出典:ランサーズ社プレスリリース2018年4月4日)
副業すきまワーカーを目指す
この副業系すきまワーカーこそが中高年からのフリーランスの入り口として一番可能性があるものです。
40代以降の中高年になってから、いきなり独立して自営業者または自由業者となるのはリスクが大きいと考えられます。一般には子供がまだ学生であり教育費もかかりますし、住宅ローン等もあるでしょうから、なかなか現在の会社を簡単に辞めるというわけにはいきません。
かといって、そのまま現在の会社に固執していると、やがてリストラとなり外に放り出された時に何もないという状況が見えています。
したがってまずは副業系のすきまワーカーとなり、お小遣い程度の収入を得ることを目指しましょう。
必要となる前提条件
ただしこの前提として、現在の会社が副業 OK である必要がありますし、OKであっても競業避止等の就業規則に反しないようにする必要があります。副業の収入を確定申告した段階で住民税の納税通知から副業が会社にバレることが多いですので、後々のことを考えると正々堂々と許可をもらったほうが良いです。少なくとも自分の場合はそうしています。
また、時間面や体力面で本業とのバランスをうまく取る必要があるということがあります。私の場合は副業を行っても体調を壊さないように、本業も副業も生産性を高める工夫をしています。詳しくはこちらの記事もご参照ください。
副業系すきまワーカーの仕事の見つけ方
では具体的にどのように副業系すきまワーカーを始めれば良いでしょうか?
最も簡単なのはランサーズやクラウドワークスのような副業でできるジョブマッチングのサービスを活用することです。実際に多くの人がこれらのサービスに登録して仕事を獲得しています。
ジョブマッチングサービスのメリットは仕事を見つけやすいということです。仕事を依頼する方もクラウドソーシングということでこれらのサービスを活用することが多いです。結果として多種多様な仕事が掲載されていますので、ご自身のスキルに合ったものを選びやすくなっています。
もしまだユーザー登録をしていなければ無料のユーザー登録をしてどんな仕事があるのか見てみてください。
もう一つの方法として、特に中高年の方におすすめなのはビザスクと言うジョブマッチングサービスです。ビザスクでは主に企業が特定の分野について過去の経験や知見を持っている外部の人から話を聞きたい、ということで登録ユーザーにインタビューの申し込みを行います。そのインタビューに応じることで報酬が発生する仕組みになっています。
または、こういうインタビューをしたいと言う求人がサイト上に掲載されますので、そこに応募してインタビューに応じるというやり方もあります。
中高年にビザスクをお勧めする理由は、中高年ほどこれまでの業務で様々な経験を積んでいますので、その経験が他の会社の為に生かせるからです。もちろん守秘義務がありますので、情報を公開しすぎてはいけないという一線はありますが、あくまで一般的な経験や知見を伝えることはできます。そしてそれがお金になるということです。
ビザスクで得られる仕事では、ランサーズやクラウドワークスで得られる比較的単純な仕事よりも時間単価は高くなるのも良い点です。
以上、40代50代からフリーランスとして副業を始める方法、という話題でした。リストラの危険も無いしまだ大丈夫です、という場合でもユーザー登録してどんな仕事があるのかモニターしておくだけでも良い準備になりますよ。
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