この記事は「英会話のレッスンをしても英語がスムーズに話せないのは何故でしょうか?ペラペラ話せる人と何が違うのでしょうか?」といった疑問に答えます。
目次
英語が思うように話せない理由
生まれも育ちも日本なのに英語がペラペラの人は頭の中がどうなっているのでしょうか?
これは非常によく尋ねられる質問です。
英会話が苦手という方の場合、学校で勉強した英語を話そうとすると、頭の中で言いたいことをまず日本語で考え、それを英語に訳して、次に発声するという手順になります。
ですが、これが思うように英語が話せない最大の理由です。
このような日本語による文章の組み立てと翻訳を頭の中で行っていると、通常の会話ではスピードが間に合わないです。考えているうちに次の話題に進んでしまい、話の流れに乗ることができません。
ではどうやったら反応よく英会話ができるようになるでしょうか?
その答えは、頭の中の使い方を従来とは違う別のやり方に切り替えることです。
ペラペラの人の頭の中
英会話における正しい頭の使い方は、予め会話で使う英文を大量に頭の中にストックしておき、そのストックの中から使えそうな英文を組み合わせて、口に出すというものです。
そんな記憶力達人のようなことができるのか?と思うかもしれませんが、私自身も含めて英語上級者は皆この方法を使っているようです。自分が観察する限り、上級者で日本語まず頭の中で組み立ててから英語に訳して話しているという人はいません。
そちらの方がよほど難しいのです。だから皆「文章ストック型」に自然と移行していきます。
英文を頭の中にストックする方法
そうすると次の疑問は、どうやって会話で使う英文をあらかじめ頭の中にストックできるのか?ということになります。一言で言えば「覚えるしかない」ということになりますが、ここにも効果的な練習方法があります。
私が若い頃に実際に行ったやり方は次のようなものです。
- 英語のインタビュー記事を読んであたかも会話のように朗読する
- 英語の歌の歌詞を覚えて歌う(元歌と一緒に歌う、カラオケで歌うなど)
- 好きな映画の場面のセリフを丸ごと覚える
いずれも真面目な英会話トレーニングとは言えないかもしれませんが、こういうことをしているうちに次第に英語の文章が頭の中に蓄積されていきます。そして練習していると、こういう場面にはこの言い方、こういう場面にはこの表現というのが自然と身に付き、頭の中から取り出しやすくなってきます。
取り出したのであればあとはそれを口に出して言うだけということになります。特に歌を使った練習は発音の改善にも効果的で、「R」や「L」といった日本人が苦手な発音の矯正にも役立ちます。
映画の場合は好きな映画を繰り返し見るのが良いです。私の場合はスターウォーズおたくなので、特に初期の作品は一作まるごとセリフを覚えるくら繰り返し観ました。
頭の中に英文を蓄積していくプロセスは短期間では成し遂げられません。したがって半分は遊びで楽しみながら蓄積していく感覚が重要です。そうしているうちにかなりの数の英文が頭の中に入ってることでしょう。
今どきの「英語を話す」練習方法
私の時代は完全にローテクでしたが、昔は無かった勉強方法が今の時代にはあります。 いずれもテクノロジーの進歩によるもので、これから英会話を勉強するのであればこういったテクノロジーを活用しない手はありません。
私が見て「これは使える!」と思うのは次の2つです。
- アルクのトーキングマラソンを使った練習
- ソースネクストのポケトークを使った練習
以下にそれぞれの紹介します。
アルクのトーキングマラソン
トーキングマラソン はスマホのアプリを使って「英語を話す」ことを練習するツールです。アプリにまず日本語文で短文が表示され、それに該当する英文を6秒以内に英語で話す、というものです。
スマホの音声認識があなたの話す英語を聴いて、正しい英語になっているかどうか、判定してくれます。6秒以内というのは話の流れを切らないためのスピード練習の意味があります。時間をかけすぎるとダメということです。
こうして速く正確な英語が口をついて出てくるように練習することができます。
ただそれだけの単純な練習ですが、結局この反復が一番効果的な練習方法で、気が付いたら相当な「英文ストック」が頭に蓄積されるでしょう。時間や場所を選ばず、スマホがあれば特別な教材もなく、スキマ時間に練習できるのも良い点です。
月額3,980円で、最初の2週間は無料お試し期間となっています。公式サイトよりご確認ください。
ソースネクストのポケトーク
ポケトーク はもともと携帯型の翻訳機で、吹き込んだ日本語を瞬時に外国語(英語だけでなく55言語に対応)のテキストと音声に訳してくれるもので、まるでドラえもんの「ほんやくコンニャク」のようなものです。
本来は海外旅行に持って行って使ったり、インバウンド客の接客で使ったり、という想定の製品ですが、最近ではポケトークを英会話学習用に使っている人が増えています。特に「英語を話す」トレーニング用として使っているのです。
使い方としては、まず自分が話したいことを英語で吹き込み、日本語に翻訳します。その日本語が自分が話したいことだったかどうか?を確認するのです。最初のうちは、発音が悪いと全く違う訳になってしまい「あ然」としますが、練習を重ねるとだんだん「通じる」ようになります。
逆に日本語で吹き込んで英語に訳せば、自分なりの「英文ストック」を増やすことにも使えます。
普通に日本で暮らしていると、英語を話す機会が絶対的に足りません。最近ではオンライン英会話などで機会を作ることができますが、お金もかかりますし、時間としても限られたものになります。
ポケトークを使えば、相手からの反応が無いのが欠点ですが、少なくとも「英語を話す」絶対量を増やすことができます。
英会話用なら、廉価版の「ポケトークW」(19,800円)で充分です。下記公式サイトより、内容をご確認頂ければ。
以上、ペラペラの人が英語を話すときの頭の中はどうなっているのか?、という話題でした。どんなにテクノロジーが進んでも「英語が話せる」スキルは、多くの場合人生にとって役に立つものでしょう。どのような勉強方法であれ、上達にはそれなりに時間がかかることは間違いありません。思い立ったが吉日ですので、あとは行動あるのみですね。
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