「中小企業で海外進出したいのだけれど、英語(中国語)が分からないから・・・」という社長や担当者は多いです。
確かに言葉の壁は大きいのですが、それを理由に海外進出をためらっているとしたら、もったいない!今どきのテクノロジーを活用すれば、まったく問題ありません。
今回は、どうすれば中小企業が言葉の壁を超えて、海外進出できるか?の疑問に答えます。
目次
中小企業の海外進出
ここのところ中小企業が海外進出を模索する事案が増えてきました。日本国内の需要が頭打ちで先行き不透明となるなか、後述する中小企業庁の支援などもあり、関心が高まっています。
データで実際どうなのか見てみますと、下図のとおり、長期的には中小企業や小規模事業者における輸出企業の数は増加傾向となっています。ただし、割合で見ますと、中小製造業の場合、全体の3.5%しか海外進出をしていないようです。
うまくやれば、まだまだ先行者利益をとれる状況と言えます。
(出典:中小企業の海外展開の実態 – 中小企業庁)
大量の英語(中国語)文書を扱う必要がある
海外進出を考える場合、やはり「言葉の壁」が大きく立ちはだかります。技術的にもコスト的にも大きな問題です。
現地とのコミュニケーション(会話)については単純に「通訳」をお願いするという方法が考えられますが、問題は文書の扱いです。
社内連絡、情報収集、各種論文、公的機関への提出文書など、多くの場面で大量の英語(中国語)文書を扱う必要が出てきます。そのまま社内で扱えないときは、日本語のものを英語(中国語)に訳したり、英語(中国語)のものを日本語に訳したりする必要があります。
もちろん翻訳を外注するという手があり、そのようにしている会社も多いですが、翻訳サービスの問題点としては、次のようなことがあります。
- コストが高い
- 翻訳の依頼から納品まで時間がかかる
- 翻訳者によっては品質が悪いことがあり品質が安定しない
これらの問題により業務が思ったように回せず、進出を断念する、というケースもあります。
AI翻訳ツールという選択肢
今の時代は何でも「AI(人工知能)」ですが、ビジネス向け翻訳ツールの世界にもAIが入ってきました。AI翻訳ツールを使いますと、従来の自動機械翻訳とは全く異なる正確さに驚きます。
すこし以前までは機械翻訳など、まったく使い物にならず、笑い話のネタにしかならなかった感がありますが、この数年のAI技術の進歩で状況が一変しました。このAI技術を実装したビジネス向け翻訳ツールがAI翻訳サービス「COTOHA Translator」です。
COTOHA Translatorのメリット
COTOHA Translatorには次のようなメリットがあります。
- AI技術を実装した翻訳ツールで翻訳精度が高い(おかしな訳にならない)
- 辞書を準備することで専門用語にも対応できる
- 英語と中国語をサポートしている
- NTTコミュニケーションズが提供運営しており、安心
- 安い。10人(10 ID)でわずか月額8万円より契約でき、翻訳を外注するより断然安い
- 操作性が良い。MS OfficeのドキュメントファイルやPDFをドラッグアンドドロップでそのまま翻訳できる
- セキュリティが高く、安心。インターネット上の無料翻訳ツールはセキュリティ上の問題がありビジネス目的には不向きです
知る限りにおいては、COTOHA Translatorが最強のビジネス向け翻訳ツールです。こちらより無料トライアルから可能です。
ミラサポ:海外進出に参考となる情報源
中小企業が海外への展開を考えた場合、最初は右も左も分からないというのが普通です。このような企業に対して中小企業庁が「ミラサポ」という支援事業を行っています。
ミラサポ(中小企業庁の支援事業)
https://www.mirasapo.jp/overseas/
こちらのサイトには様々な情報が非常によくまとまっており参考になります。特に、「海外展開に向けたセルフチェック」をやってみると自身の立ち位置がよく分かります。
「専門家に相談する」という相談窓口の一覧もあり、助かります。
以上、中小企業が海外展開する際に課題となる英語・中国語のビジネス翻訳を乗り越える方法、という話題でした。事業の海外進出といっても、結局は人と人とのコミュニケーションが重要です。相互理解については慎重になりすぎるくらいがちょうど良いのです。その意味でも、ビジネス翻訳への投資を積極的に考えましょう。