失敗しないサロネーゼになる方法【サロン・教室経営者の方へ】

料理教室

最近自宅などでアクセサリ作成などの小さな教室やリンパマッサージなどの施術を行う人が増えています。いわゆる「サロネーゼ」です。多くの場合は専業主婦の方が子育てなどがひと段落したのを契機に仕事を始めたり、副業で土日など空いた時間を活用している場合が多いようです。

サロン経営者として成功例も多い中、同じくらい「失敗例」も多いようです。グーグル検索で「サロネーゼ」と入力すると、次の言葉の候補に「失敗」がサジェストされるほどです。失敗は経済的に失敗する例がほとんどです。要するに、初期投資をカバーできるほどの集客がままならず、売上が上がらないので赤字を垂れ流してしまう、という例です。

そんなサロネーゼの皆さんに、「失敗しにくくなる」ための提案をします。



「事業計画書」を作ろう

事業計画書というのはビジネスの設計図です。事業計画書はビジネスを始めるにあたり、その目的や今後の見通しについて記述していくものです。特に、開始にあたって銀行などから資金の借り入れを行う場合には、多くの場合、銀行の融資担当者は「事業計画書を見せてください」と言ってきます。

海の者とも山の者ともつかない人に信用してお金を貸すということは普通できませんので、信用に足るビジネスかどうか、ちゃんと返せそうか内容を検査するために事業計画書の提出を求めるのです。事業計画書は小説ではないので、長い文章で書く必要はありません。箇条書きなどでポイントを絞って相手に(あるいは自分にも)分かりやすく書くことが大切です。

事業計画書の作成方法については、下記の記事のとおり無料のメールセミナーを用意しましたので、どうぞご活用ください。

【起業】「事業計画書の作り方」無料メールセミナーを開始しました

(1)ビジネスの展望

資金融資の必要がない場合であっても、事業計画書を作成することをお勧めします。事業計画書はいくつかのセクションに分けて作成しますが、まず最初に事業の展望について語ります。なぜその事業を起こすのか、どのような必然性があるのか、改めて考えて記載します

書いてみると意外に難しかったりしますが、これによって将来自分が判断に迷うようなことがあったとしても、判断がぶれないようにするため、初心を貫徹できるようにするために必要となるものです。

(2)営業計画

次に、営業計画について書きます。結局のところビジネスは営業です。集客して物やサービスを売って、儲けが得られる、そういう正常なサイクルをデザインするのがこの営業計画のセクションです。誰に対して、何をどうやって売るのかをこちらの方セクションで記載していきます。

(3)収支計画

さらに収支計画について書きます。収支計画は文字通り、お金の収入と支出に関する見積です。いつどのくらいの売り上げが見込まれているのか、その根拠は何なのか、また、いついくらぐらいの支出が見込まれているのか、プランを作成します。収支計画は、ビジネスを始めた後、プランと実際との比較を行なって、行動を修正するために使います。

(4)行動計画

最後に行動計画について書きましょう。ここまで作成した「営業計画」と「収支計画」を実行に移すための具体的なアクションプランです。

起業した後、1年後、1月後までにどういった行動を起こすのか計画を立てます。もちろん計画はあくまで計画ですので、実際とは差が生じますが、それはそれで構いません。生じたのであればそれを修正するプランをまた考えるということになります。この再プランを行うのがビジネスレビューです。

つまり、ひとたび事業計画書を作成したのであれば、ビジネスレビューを定期的に行って軌道修正を行うことが重要です。これによってビジネスが失敗しにくい状態を作ることができます。

お金

経理をしよう

失敗してしまう原因の 一番大きな原因は、経済的な数字を読むことができないからです 。 経理を自分ですることができると、数字の動きを自分で把握することができますので、財政状態や損益を理解することができます。また、将来の状態を予測することができます。

一番良いのは自分で帳簿をつけて経理をすることです。これにより、収入や支出 を自分で常に把握できるようになり、数字に敏感になります。売上の見通しをつけてつけたり、費用の使いすぎ を防止したりすることができます。そうすれば次の行動に繋がりますので、結果として失敗しにくくなります。

自分で帳簿をつけて経理をしてみようという方は下記の記事をご参照ください。 私が作成した無料の経理ツール を使って、簡単な帳簿を作成することができます 。 これだけでも随分とお金の流れに詳しくなることができるでしょう 。

【無料】個人事業主向けExcel経理ツール

もちろん帳簿をつけたりすることが面倒、本業に集中したい、という方は外部に委託して 記録してもらうことも選択肢です。そのような場合は税理士だったり、会計事務所のお世話になりましょう 。

これから税理士を探すという方は下記の税理士ドットコム のようなサービスを使って、自分に合う税理士を見つけてください 。


メンターを持とう

メンターとはあなたにアドバイスを与えてくれる人です。サロンや教室を経営していく上ではマーケティングや 集客、ウェブサイトの作成・維持など、なにかと本業以外の様々な周辺業務が発生してきます 。

本業以外のこのような様々な業務をどうやって効率的にかつ効果的にこなすか、ということが大きな問題になります。この周辺業務を失敗すると、いくら内容が良いサロン・教室であっても失敗してしまいます。

これについては自分で一から勉強して対応するというよりは、誰かメンターすなわち相談相手になってもらってアドバイスを受けた方が早いですし、効果的です 。

メンターは、できれば自分と同じ業種を経験している先人から学ぶのが良いと思います。あるいは、同業者が集まっている協会だや交流会のようなもので相談する、ということも良いかもしれません。 SNS などで成功している先人を見つけてフォローしたり、場合によっては直接メッセージを送って、教えを請うたりして、メンターを見つけるという手もあります。

とはいえ、なかなかそういった先人や仲間を見つけることが難しいかったり、性格的にあまり得意でない、ということであれば、私のようなコンサルタントにご相談いただくと言う手もあると思います。集客や宣伝を得意とするコンサルタントも多いので、一般的な方法であれば、そういった人からアドバイスを受けることができるでしょう 。必ずしも顧問契約でなくてもワンショットでお試し的にコンサルタントを雇うという方法もあります。

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以上、サロン・教室経営者の方へ失敗しないサロネーゼになる方法、という話題でした。

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