【独身者のマンション購入】いつ買うか？新築より中古+リノベーションがお勧め

未婚率が上昇

こちらの内閣府のデータが示すとおり、男女ともに未婚率が上昇してきています。職場が独身者だらけだということろも増えており、結婚しないという選択肢が普通になってきたようです。

現在のところ30代後半では男性の35％、女性の24％が独身で、2000年当時と比較してともに10％以上増えています。その他の年代でも軒並み未婚率が上昇しています。

（出典：内閣府ウェブサイト）

独身者の住宅購入

結婚しないとしても絶対一生結婚しないという訳ではなく、「今はまだいいか」という感じの先延ばしの方が多いように感じます。自分の周りでもそうです。

ですが、1年1年歳をとっていくことには変わりなく、住宅の購入のような一生ものの買い物は結婚する前でも判断する必要があるでしょう。

このままずっと家賃を払い続けるのか、持ち家を持って資産形成を行うのか、どちらが正しいかは永遠の論争ネタですが、もし住宅を購入する場合には結婚してから考えようというのでは遅すぎる可能性があります。なぜなら住宅ローンの問題があるからです。

この記事では、「では独身者が住宅購入する場合にはいつが良いのか？新築と中古でどちらが良いのか？」について説明します。

住宅購入の時期

住宅購入の時期は住宅ローン返済の逆算で考えます。普通の考え方では定年退職となる60歳でローンを完済するとして、そこからローン期間の35年を引いて、25歳までに買うというのが理想的です。

ですが、実際には住宅ローンの完済時期は金融機関にもよりますが、70-80歳の設定も可能ですし、そもそも年収が足りないとローンの審査に通らないので、30代後半くらいまでに購入するというのが現実的です。

ただし、定年退職までにローンは繰り上げ返済で完済する、というプランが望ましいです。60歳から先は再雇用になったとしても契約社員として年収が下がりますので、その前までにローンは完済したいです。

新築か中古か？

では独身者として住宅を購入する場合、どのように選べば良いでしょうか？

お勧めするのは、「中古マンション」です。特に駅近の利便性が高い中古マンションが良いです。

中古マンションをお勧めする理由

中古マンションをお勧めする一番の理由は、「新築マンションの価格が高いから」です。首都圏における新築マンションの価格は平均の平米単価（１㎡あたりの単価）でみて、2016年ごろから高くなっており、現在では80万円を超えた状態で推移しています。つまり平均的な70㎡程度のマンションで5600万円もします。

このため、新築マンションは「高くて売れない」状態が続いています。

これに対して、中古マンションのほうは、首都圏における平均の平米単価が50万円程度で推移しており、70㎡のマンションで3500万円ということになります。この差は大きいです。

もう一つの中古マンションをお勧めする理由は、成約件数が安定していることです。リーマンショックや震災などで一時的な落ち込みはありますが、需給関係が比較的安定しており、買うときにも売るときにも極端な値段のブレがありません。

しかも、中古マンションの成約件数は増加傾向にあり、駅に近く利便性が高いマンションなら、もちろん築年数にもよりますが、次に売る場合に大きく値下がりする心配も少なくて済みます。