2017年の株式投資の成果をまとめてみた

サラリーマンにおすすめの株式投資の方法は何と言ってもバリュー投資という方法です。バリュー投資は株式銘柄をいくつかの条件でスクリーニングして、スクリーニングの結果適切と判断される銘柄に投資するという考え方です。

 

バリュー投資

サラリーマンなど他に仕事がある人は、平日の場中に株式の値動きを見ている時間はありませんから、どうしても投資投資した後そのままほったらかしとなります。そうであったとしても長い間をかけて次第に値上がりし最終的にキャピタルゲインつまり値上がりによる利益を手にするという考え方がバリュー投資です。

短時間の間に株式の値上がりや値下がりに一喜一憂することなく、一度決めた銘柄を長期保有してそれによって利益を得ていくということになります。忙しいサラリーマンにはまさにうってつけの投資法です。

バリュー投資については書籍がたくさん出ていますので、興味がある方は是非一度本を読まれることをお勧めします。

 

 

私の投資成績

私の場合は、もう10年ほどこのバリュー投資というのを続けていて基本的に資産を溶かす(損をする)ことはありませんでした。むしろ資産が順調に増えています。投資して得た利益をまた再投資することで複利効果が得られますので、資産が膨らんでくるということを経験しています。

折れ線グラフにしてみると、次のような感じで成長しています。

短期的なデイトレーディングと違い、短い時間で大きな利益を得ることはできませんが、現在のような低金利の状況にあっても、普通預金などにお金を預けて置くよりはるかに高いリターンを産むことができています。

試しに、最近の投資の結果について振り返って確認してみたいと思います。

2017年の投資結果は+15%でした!2016年が+11%、2015年は-2%、2014年は+31%となっています。銘柄の入れ替えもありますし、年によってばらつきがありますが、2010年からの通算成績で見ますと+195%となっていまして複利効果がかなり効いています。

 

フィルターのやり方

株式銘柄のフィルターにはネット証券会社が提供しているツールを使うと良いでしょう。私の場合はSBI証券を使っており、提供されているフィルターツールを使っています。

ツールにはフィルターの条件を入力しますが、私の場合は次のように入れています。

(1)PERが10倍まで

(2)PBRが1倍まで

(3)利益の伸びが5%以上

(4)売上の伸びが5%以上

(5)自己資本比率が50%以上

factorフィルター

PERは株価の割安感の指標です。一般に10倍以下だと割安、20倍で普通、と言われているようです。割安で買って、普通になったら売る、というイメージです。

PBRは株式総額と資産総額の比です。もしその会社が倒産して資産をすべて売却したら、そのお金で株主に弁済できるかどうか、投資先として安全かどうかを示します。1倍つまり等価までなら安全と考えます。

売上と利益の伸びはその会社の成長性つまり将来性を示します。たまに成長がマイナスで株価が落ちてきたために、PER/PBRが小さくなっている銘柄がありますが、こういった銘柄がフィルターされます。

自己資本比率も安全性の指標です。総資本の半分以上が自己資本(つまり借金が半分以下)なら有利子負債の少ない安全な会社と考えます。

以上の条件でフィルターすると、安全で成長しているのに株価が割安な銘柄が分かります。通常幾つか銘柄が出てきますので、あとは追加の条件を付けるもよし、自分の好き嫌いで選ぶもよし、です。私の場合は各社の会社四季報をみて、業種を確認します。宅地建物取引士の自分が言うのも変ですが、少子高齢化の折、不動産業界の会社には将来性が感じられず、投資先としては選んでいません。

このように簡単に投資先が決まりますので、あとは買うだけです。買った直後は値下がりすることもありますが、経験ではしばらくするとプラスになることが多く、現在持っている銘柄も全部プラスです。ただし、2017年の相場はちょっと特殊でしたし、将来を保証するものではありませんが。

それぞれの自己責任の範囲にて、お試しあれ。

以上、2017年の株式投資の成果をまとめてみたという話題でした。

 





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