【いよいよマイナポイント!】お店でなるべく費用をかけずに電子マネー「Suica」「PASMO」に対応する方法【集客のチャンスを逃すな!】

この記事は「私のお店でもSuicaやPASMOに対応できるようにしたいのですが、なるべく費用をかけたくありません。どうしたら良いですか?」といった疑問に答えます。



マイナポイント事業が始まる

2020年9月1日からいよいよ国の「マイナポイント事業」が開始となります。2021年3月末までの間にマイナポイントに設定した決済サービスを使ったりチャージすると、最大で5000円分のポイントが還元されるものです。

マイナポイント事業への参加方法についてはこちらの記事に書きました。





マイナポイントをどの決済サービスと紐づけるか?

マイナポイントをもらうためには、上記の記事でも説明のとおり、まず役所でマイナンバーカードを作成し、次にマイキーIDを設定し、さらにに決済サービスと紐づける、という手続きが必要です。

問題は「どの決済サービスと紐づけるのが良いか?」ということです。各社各様の付加サービスを展開しているので参照しつつ、各自の生活にあったものを選ぶことになります。

8月下旬時点では下図のとおり、「PayPay」が一番人気となっています。これは利用できるお店が多いことと、100万円が当たる抽選に参加できることがあります。

マイナポイントに設定した決済サービス

(出典:@DIME 2020/8/26)

普段から楽天ポイントを集めているなら「楽天カード」でしょうし、イオンでの買い物が多いなら「WAON」でしょう。WAONの場合はマイナポイント5000円分に追加して、誰でも2000円分のWAONポイントが貰える(合計7000円分)ので、抽選のPayPayと違って確実なお得感があります。

ですが、ここに来て「Suica」が巻き返しているといいます。7月からJR東日本が「マイナポイントはSuicaで貯めよう!」キャンペーンを実施したためです。

このキャンペーンではマイナポイントとしてのJREポイント5000円分に追加して誰でも1000円分のJREポイントが貰えます(合計6000円分)。このポイントはSuicaにチャージして普段の交通費や買い物で使うことができます。Suicaは生活との親和性が高く電子マネーの王者ですから、利便性を考えると今後Suicaを選ぶ人が増えるでしょう。



マイナポイント事業を集客に役立てる

マイナポイント事業そのものは2021年3月までの一過性の「お祭り」ですが、店舗の集客を考えた場合にはこういった「お祭り」に参加しておくことは集客を考える上で重要です。

2019年10月から始まった消費税増税に伴う「キャッシュレス還元事業」もそうでしたが、社会の盛り上がりをスルーしてしまうと、集客力が相対的に落ちてしまいます。今回のマイナポイント事業がどれほどの盛り上がりになるか分かりませんが、乗れるものには乗っておきましょう。



電子マネーやクレジットカード決済をお店に導入する

コロナの影響により、感染防止のために現金を持ち歩かない人、現金を使いたがらない人が増えているといいます。上述のマイナポイント事業開始とあいまってみなさんのお店が電子マネーやクレジットカード決済に対応することは死活問題と言えるでしょう。

これは通常の店舗だけでなく、移動販売やイベントへの出店など短期間の対応においても言えることです。

ではどうしたらなるべく費用をかけずに電子マネーやクレジットカード決済を導入できるでしょうか?現時点での選択肢としては、(1)Square(スクエア)(2)AirPAY(エアペイ)の2つがあります。

いずれもタブレットやスマホにカードリーダーを接続して使うものです。最近カフェや雑貨ショップでよく見かけるやつです。

基本的な機能や操作性についてこの2つに違いはほとんどありません。コストについては比較すると次の通りとなっています(記事執筆時)。

Square(スクエア)AirPAY(エアペイ)
入会費0円0円
月額利用料0円0円
決済金の振込手数料0円入金は週1回0円入金は月3回
カード利用料(Visa/Master/Amexなど)3.25%3.24%
カード利用料(JCB)3.95%3.74%
電子マネー(Suica・PASMOなど交通系)3.25%3.24%
電子マネー(iD/QuickPay)3.75%3.74%
利用できる端末iPhone/iPad
Androidのスマホ・タブレット
iPhone/iPad
カードリーダー7,980円0円(キャンペーン中)
レシートプリンター30,000円前後
例:スター精密 モバイルレシートプリンター
20,000円前後
例:セイコーインスツル モバイルプリンター

AirPAY(エアペイ)の方が微妙に低いコストに設定されており、かつ記事執筆時点でキャンペーンによりカードリーダーが無料となっています。

AirPAY

AirPAY(エアペイ)について詳しくはこちらの公式サイトよりご確認ください。

また、AirPAY(エアペイ)では比較的高価なiPhone/iPadに限られており、アンドロイド系の安価なスマホやタブレットはサポートされていません(周辺機器によってはiPhone/iPadのみサポート)。

このため、すでにAndroidの端末を持っている場合には、トータルの初期費用ではSquare(スクエア)の方が安くなるという可能性もあります。

SQUARE

Square(スクエア)について詳しくはこちらの公式サイトよりご確認ください。





以上、お店でなるべく費用をかけずに電子マネー「Suica」「PASMO」に対応する方法、という話題でした。レシートプリンターが意外と高価なので、ここだけ中古品を狙うという手もあります。なるべく導入開始のハードルを下げて、手早く始めたいものです。

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