【新しい生活様式】すべてがネットになる時代の「ネットショップ」の始め方【初心者向け】



この記事は「コロナ不況と新しい生活様式で、リアルの店舗経営がダメになってしまいました。代わりにネットショップを始めるにはどうしたら良いですか?」といった疑問に回答します。



すべてがネットになる時代

新型コロナウイルスの影響によりフードロスが社会問題化しています。学校やレストランで使われるはずだった食材が行き場を失い、捨てられてしまうという問題です。

そういった食材を今ネットで安く売るという動きがあります。先日もニュースで、豊洲市場ドットコムがそういった行き場を失った食材をネットで販売し、売上を5倍に伸ばした、ということ言っていました。リアルのお店がダメになる中、逆を行っています。

政府が発表した「新しい生活様式」では当分の間外食もままなりませんし、かといって人混みのスーパーマーケットも感染リスクがあるということで、結局のところ売り手から見るとネットで売るしかないという状況になります。

逆に言うと、ネットで売れなければすぐに死活問題ということになります。これは食材に限らず、これまで対面販売を基本としていた事業や店舗全てに言えることです。

そこで、今回はこれまでネットショップを持っていなかった事業者が、初めてネットショップを開くにはどうしたらいいのか説明します。





「ネットショップ」の始め方

はじめてネットショップを開くなら、次の3つの方法が考えられます。

  • ネットショップ・サービスを使ってお店を始める
  • 楽天・Amazonなどのモールに出店する
  • 自社のホームページにショッピング機能を追加する

以下に、それぞれ説明します。



ネットショップ・サービスを使ってお店を始める

ネットショップサービスとは、あらかじめ用意されたテンプレートや決済機能を使って簡単にネットショップを作成し開店できるサービスです。1-2日もあれば直ぐに始められますので、小規模事業者や個人事業主で物やサービスを販売している方が多く利用しています。

ネットショップサービスはコストが安く開店のハードルが低いのが特徴です。

ネットショップ・サービスは数社が行なっていますが、記事執筆時点でカラーミーショップというサービスが一番良いと考えます。

その理由は料金が安いことと、デザインの自由度が高いことです。

カラーミーショップの場合、初期費用が3,000円かかります。開始後の月額利用料が834円から、販売手数料は0円、クレジットカード手数料が4%がかかるといった料金体系になっています。

利用開始から最初の30日は無料お試し期間となっており、月額利用料がかかりません。とりあえずどんなものか試してみたいという方は、公式サイトから無料お試しでご検討いただければと思います。

カラーミーショップの場合は他のネットショップサービスと異なり、デザインを自分でかなり自由に変更することができます。元々初心者向けなのでサポートも手厚く、既存のテンプレートだけでは満足できないような時に、この自由さ・サポートが役に立ちます。

なお、記事執筆時点において新型コロナウイルス対応として5月29日(金) 19:00までの本契約で、初期費用3,000円が無料となっています。 このチャンスを逃さないようにしましょう。



自社のホームページにショッピング機能を追加する

既に自社で運営しているホームページがあるのであれば、そこにカート(お買い物カゴ)機能を追加してショッピングできるようにする、という方法があります。

ただし、この場合はシステムに詳しくない人が自分でできるものではありませんので、ホームページ制作業者などのプロにお願いしてデザインや機能の追加行うこととなります。

この場合、最初に自社のホームページを制作した会社にお願いするのが一番良いですが、もし費用面で折り合いがつかなければ、もっと安く対応してくれる専門家にお願いするという方法があります。

そういった専門家は、スキルを販売しているサービスの「ココナラ 」で見つけることができます。ココナラには Web デザイナーやプログラマーが自分のスキルを売り物にしていますので、以下から自分のニーズに合いそうな人を探して、見積もりを取ると良いです。 



楽天・Amazonなどのモールに出店する

最後に、有名な ECモールである楽天市場や Amazon に出店するという方法があります。

この場合のメリットはなんといっても圧倒的な集客力です。ネット利用者の多くがこのどちらかのサービスを使っているますので、アクセス回数が多く、結果として皆さんの商品がお客様の目につく可能性が高くなります。

デメリットは、まず競争が激しいということがあります。出展者が多くいますので検索結果で上位表示されるのが簡単ではありません。このため追加の広告費用を払って、スポンサープロダクトとして上位表示させることも可能です。

もう一つのデメリットは、利用料金が高いということです。楽天市場の場合であれば最低の料金プランでも月額出店料が月額19,500円からとなっています。この他にシステム利用料がかかります。詳しくはこちらの料金プランをご参照ください。

Amazon の場合は小口出品と大口出品の2種類があります。小口出品なら毎月49点の商品まで販売することができ、この場合には月額登録料はゼロ円、後は販売商品ごとに100円+販売手数料がかかります。 大口出品なら、月額4,900円 (固定) + 販売手数料となります。詳しい料金プランはこちらをご参照ください。

楽天にしろ Amazon にしろ、利用料金が高いので、始めてネットショップに参入する小規模事業者や個人事業主にはあまり向いていないです。ある程度規模の大きな事業者であれば集客力が大きな武器になりますので、検討する価値があります。





以上、すべてがネットになる時代の「ネットショップ」の始め方、という話題でした。政府の「新しい生活様式」はツッコミどころが多いですが、今後ますます生活がネット化し、それに対応できなければ「死活問題」という業界・業種も多くなるはずです。何をはじめるにも試行錯誤は必要ですから、なるべく早めに行動を起こすほうが良いです。

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