【税理士】税理士料金の相場に地域差はあるのだろうか?調べてみたら気づきがありました

先日こちらの書籍「税理士不要時代」を読みまして、税理士の世界もなかなか厳しい時代になってきたようです。税理士登録者数の増加に対して法人数の減少、弁護士や会計士などからの流入、クラウド会計やフィンテックなどITツールの食い込み、結果としての価格競争激化、報酬低下という訳です。


私も税理士試験に合格こそしましたが、正直「税理士」一本で食える時代も終わりつつあるのかなと思わざるを得ません。

ですが、税理士を利用する側からすれば、コストの低下傾向にあるので、むしろ明るい未来です。法人にしろ個人事業主にしろ会計税務にかかるコストを下げていく、というのは普通の考え方でしょう。

ここでふと疑問に思ったのですが、「税理士料金の相場に地域差はあるのだろうか?競争激化の影響は実際どう出ているのだろうか?」と。それで調べてみたところ、いろいろ気づきを得ましたので、以下に記載します。



調査方法

次の各地域について「税理士 料金」としてGoogleで検索し、上位表示された6事務所程度で料金を調べました。ただしリスティング広告を使っている事務所は集客意図が強いことから除外しました。

  • 北海道
  • 東北
  • 北関東
  • 東京
  • 東海
  • 近畿
  • 四国中国
  • 九州

統計的にはサンプル数としては不十分かもしれませんが、おおよその傾向がわかります。

なお、中には異常に安い料金設定の事務所がありました。薄利多売なのでしょうが、これらはOutlier(異常値)として、計算上除外しました。あくまで「普通の」事務所を対象にしています。



結果

下表のとおり、法人の場合の顧問料(毎月訪問)、決算と法人税申告の料金、個人事業主(フリーランス)向けの事業所得を確定申告する料金、の3つをピックアップしました。

(単位:円)

地域法人顧問料
(毎月)
法人決算申告個人事業主
(確定申告)
北海道2790010833361250
東北2916712166777500
北関東1933312460083667
東京18800123000100000
東海2205813800066600
近畿33333146000150000
四国中国3200012833370000
九州1950012500068000

上記の料金は各事務所が最低料金として提示したものを拾っています。その定義は事務所により異なりますので、必ずしも対等な比較になっていません。

実際には最低料金に様々な作業やオプションがついて最終的な料金になるのが普通です。例えば「消費税の申告」は別料金がかかるのが通常の扱いです。



気づき1:法人なら税理士料金は東京地区(首都圏)が安い

東京地区は税理士の人数が多いことから競争が激しく、このため料金が安い傾向があります。むしろ地方のほうが割と高めの設定になっているようです。

東京地区では毎月訪問がある顧問契約で1-2万円というのが相場のようです。近畿地区も税理士の人数が多いはずですが、高めの設定となっている事務所が上位表示されています。

毎月の訪問が無ければさらに安くなりますので、地方の法人はfreee のようなクラウド会計を使って自社で経理が出来るようにしたうえで、東京の税理士と顧問契約する、というのがコストを抑えるために有効です。



気づき2:個人事業主の確定申告料金を表示していないところが多い

個人事業主(フリーランス)については、まず料金表示をしていないところが多いです。全体でも半分くらいの事務所しかホームページ上に明記していないです。

法人で忙しくて手が回らないから、という理由かもしれませんが、事務所が集客を考える上では個人事業主についても料金表示をするだけで差別化になると感じました。

確定申告料金そのものは非常にばらつきが大きいです。6-8万円が相場でしょうか。ここでも近畿地区の料金が高めの設定になっているようです。



気づき3:東海地区の税理士事務所のサイトが一番見やすい

各事務所のウェブサイト(ホームページ)を見ていますと、見やすいサイトと見にくいサイトが割とはっきりしています。

中でも自分が見た範囲では東海地区の税理士事務所のサイトはどこも見やすく、料金説明も分かりやすくて、サイト作りという意味で勉強になりました。名古屋人の気質の問題なのか、コンパクトに必要な内容が書かれており、知りたい情報への到達が速くできます。また個人事業主対応も含めて情報の欠落も少なかったです。



気づき4:近畿地区の税理士事務所のサイトが一番見にくい

その一方、近畿地区の税理士事務所のサイトは非常にWordy(言葉が多い)なつくりが多く、読みづらく分かりずらかったです。主義主張よりも料金が知りたいだけなのですが、それがなかなか分かりません。関西ではこれがウケるのでしょうか。こちらも勉強になりました。



おすすめな税理士の探し方

まず税理士料金は地域によって結構違う傾向があるようです。もちろん地域内でも事務所によっては違うのでしょうが、こういう傾向があることを知っておきましょう。

現在はインターネット時代になって、地域の税理士に拘る必要は以前ほどは無くなっています。インターネット経由で情報共有が簡単にできます。領収書などの記帳代行をお願いする場合でもスマホで写真を撮って送ればよいですし、量が多ければレターパックのような郵送でやりとりしても良いのです。月次訪問もSkypeやZoomのようなウェブ(電話)会議がありますので、物理的に移動する必要はあまりありません。

決算とか税務調査のような特別なイベントの時だけ、税理士に来てもらい実際に顔を合わせるので十分でしょう。

そうなると、前述のとおり、freee などを使ってクラウド会計で税理士事務所とやりとりする前提で、全国どこの税理士事務所でも自分と合うところを探して契約するのがおすすめです。

クラウド会計に対応してくれる税理士事務所、インターネット環境でストレスなく仕事してくれる税理士事務所はありますので、自分で探すか、それも面倒ならfreee を介して税理士の紹介を受けるサービスもあります。

freee は無料でユーザー登録してすぐに試してみることができますので、こちらよりどんなものか見て頂けると良いでしょう。

無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」

以上、税理士料金の相場に地域差はあるのだろうか?という話題でした。インターネット時代になって場所はそれほど重要な要素ではなくなりました。全国から自分にあった税理士を探しましょう。

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