【2022年確定申告】「確定申告書等作成コーナー」の使い方<確定申告書編>

前回までの<準備編><青色申告決算書編>に続きまして、<確定申告書編>です。

使い勝手が年々良くなっている国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使った確定申告書の作成方法についてスクリーンショットでご説明します。


確定申告書を作成開始

青色申告決算書を作ると最後に「確定申告書を作成しますか?」と出ますので「はい」をクリックします。

すると青色申告決算書から引き継がれる金額が表示されるので、作成開始します。

まずは作成前の準備です。以下の情報を確認して、適切に「はい」を選択します。青色申告の承認を受けていますか?は青色申告なら「はい」です。

次に進みますと収入金額・所得金額の入力ページとなります。 申告する所得の「入力する」ボタンを押して詳細な数字を入れていくという流れになります。




収入金額・所得金額の入力

事業所得は青色申告決算書から引き継がれた数字が入っているのを確認します。

そして「訂正内容確認」ボタンを押します。

すると次の画面が出ますので、ここで帳簿の種類を選択します。これは今年から追加されたもので、ここを選択しておかないと後でエラーになります。

会計ソフトを使っているのであれば「2」を選びます。多くの場合は「2」になるかと思います。「3」は紙の帳簿や Excel で直接複式仕訳で仕訳しているような場合です。「4」や「5」を選ぶと青色申告にならない可能性があり落とし穴と思われます。ご注意ください。 

入力したら元に戻って別の所得の入力をします。


給与所得がある場合(RSUを含む)

副業の方の確定申告の場合には本業である給与所得があるはずです。その場合には給与所得の入力をしていきます。

以下の画面で、会社などで年末調整を受けている場合は「年末調整済みの源泉徴収票の入力」を入力します。 年末調整を受けていない場合は「年末調整済みでない源泉徴収票の入力」を入力します。 

源泉徴収票の入力画面は以下のようになっており、源泉徴収票を見ながら数字を入れていくだけです。

もし2以上の会社から給与所得がある場合は元の画面からもう1件入力することになります。 外資系企業にお勤めの方で、RSUをもらっているような場合は、「年末調整済みでない源泉徴収票の入力」を1件入力します。複数のRSUがあっても1件にまとめて大丈夫です。




雑所得がある場合

給与所得がある方が副業で何らかの収入がある場合は、ほとんどの場合は「雑所得」として申告します。副業を事業所得として赤字で申告することで給与所得と損益通算するという節税手法がかつて流行りましたが、最近は殆ど認められていないと思います。

雑所得を入力する画面は次のようなものです。

「入力する」ボタンを押すと以下の画面となります。それぞれの項目に数字を埋めていきます。

ここで「種目」というドロップダウンメニューにご注意ください。以下のような選択肢がありますので適切なものを選びます。 サラリーマンの副業を雑所得で申告する場合は「その他」になるものと思われます。 

その他を選ぶとその具体的な内容を入力する項目がで出現しますので全角5文字以内で記入します。 また「業務に該当しますか?」の質問が出ますので、副業の場合ふつうは「はい」となります。


分離課税の所得がある場合

「土地建物等の譲渡所得」や「株式等の譲渡所得等」などがある場合は以下の分離課税の所得で入力していきます。




土地建物等の譲渡所得がある場合

まず以下の画面が出ますので、ふつうは「内訳書作成」を選んで、収入金額、取得費、必要経費などを記入していきます。


株式等の譲渡所得等がある場合

株式等は多くの場合は源泉所得のある「特定口座」を使った取引をされて申告不要だと思うので、説明は割愛してスクショだけ掲載します。

それ以外の場合(外国の証券会社での配当や売買など)は以下のような画面に進んでそれぞれ入力しています。株式等はだいぶ難しいので、専門家に相談されることをおすすめします。







所得控除の入力

所得の入力が終わったら次は所得控除の入力になります。 

源泉徴収票から入力した数字が反映された状態となっています。 医療費控除やふるさと納税のような源泉徴収票にないものをこちらで手入力していきます。




ふるさと納税がある場合

ふるさと納税は寄付金控除で入力します。

「入力する」を押すと以下の画面になるので、自治体から送られている証明書を見ながら1件ずつ入れていきます。自治体の住所などは自動で入るように改善されており、以前より楽になったのですが、寄付の件数が多いとかなり時間がかかる作業です。


税額控除の入れ方 

所得控除の入力が終わったら、次は税額控除です。該当するものの「入力する」ボタンを押して詳細を入れていきます。住宅ローン控除は源泉徴収票から入力していれば数字が反映されているはずです。また青色申告特別控除も青色申告決算書から反映されています。




納税金額の計算結果

税額控除まで入力が終わると次の計算結果確認の画面になります。これは確定申告書のイメージに近く、縦方向にとても長い画面です。 画面の上部に「納付する金額はXXX円です」と表示されて、納税金額が一目でわかります。その他の詳細についても今一度確認しましょう。


住民税関連の入力

次に進みますと住民税等入力の画面になります。

この辺りまで来ますとかなり疲れてスキップしたくなりますが、ここも重要ですので以下の7項目に関連がある方は「住民税事業税に関する事項」をクリックして次の画面に進みます。

以下のところでは「住民税の徴収方法」に注意してください。会社などによる住民税の天引きを希望しない場合は「自分で納める」を選びます。同一生計配偶者とは、生計を一にする配偶者のうち、前年の合計所得金額48万円以下の者のことで、その場合はこちらに記入します。

16歳未満の扶養親族がいる場合は、こちらに書きます。16歳未満は所得税の扶養控除は無いのですが、所得によっては住民税の非課税が適用になるので必ず書きます。

事業所得がある方で個人事業税の非課税所得がある場合は以下で番号とその所得金額を書くのを忘れないようにしましょう。忘れると事業税が課される場合があります。番号は例えば漫画家さんの場合は「地方税法第72条の2に定める事業に該当しないものから生ずる所得」となります。

不動産賃貸業の方は「損益通算の特例適用前の不動産所得」や「不動産所得から差し引いた青色申告特別控除」にもご注意ください。




申告書の送信

ここまででようやく一通りの申告書ができました。

以下よりすべての書類を印刷して PDF ファイルに保存しておきます。

次に送信準備として適切な項目を選びます。

送信のために再び認証が必要となります。今回は QR コードを使った認証をしています。

 QR コード認証は2回に分けて行われます。 まずは一回目が以下の画面です。画面の指示に従って準備編で最初に行ったようにスマホとマイナンバーカードを使って認証します。

そして2回目がこちらです。

認証が終わりましたら「送信する」を押して送信します。

送信が終わったら以下の画面になりますので送信済みの各種申告書を全て印刷して PDF ファイルに保存しておきます。

以上で確定申告が終了となります。大変お疲れ様でした!