【英語小話】英語のmannerと日本語のマナーの語感が違う




デービッド・アトキンソンさんの「世界一訪れたい日本のつくりかた」の中に出てくる話なのですが、英語の”manner”という言葉の使い方についてです。


本書は「新観光立国論」のサブタイトルのとおり、成長産業としての観光をどうやって振興したらよいのか、という内容で、データに裏づけられた示唆に富んでいます。そのなかの観光地での外国人への接し方の話です。

 

Mannerの語感の違い

日本では観光地に限らず色々な場所で「マナーを守ってください」という表現がされていますが、このマナーというのは英語のmannerとは少し語感が違うので、注意しましょうということです。

確かに、日本語で言うマナーというのはどちらかと言うと英語では”rule”とか”guideline”が近いように思います。要するに、その場所での決まりや規則のことです。

これに対し、英語のmannerはその人の品格とか品性という語感になり、人格に近いものを示しています。したがってマナーが悪いなどというのは、かなり人格否定に近い響きがあって、教養がない人とか品性に欠ける人と言う感じがしてしまいます。

このため、英語のネイティブスピーカーである外国人に対して「マナーを守れ」というのはかなり衝撃的できつい表現です。もっとも、英語と日本語のマナーの語感の違いはちょっと難しいようで、Google 翻訳で「マナーを守る」と入力して翻訳すると、「protect manner」となります。これって完全に間違っていますね。

もちろん多くのこうした外国人は単なる誤訳として受け流してくれていると思います。私たちが外国で見るへんてこな日本語と大差ありません。


正しく伝えるには

では、マナーを守って欲しい時になんと言えばいいのかと言うと、おそらく”Please follow the rules”とか”Please follow the guidelines”というような表現で良いのではないでしょうか。これであれば、ここには決まりがあるのでそれに準じてください、という軽いお願いになると思います。

デービッドさんが書いてるように、地方の旅館などに行くと確かに外国人向けのマナーを守れと言う表示が目につくことがありますが、あまり細かく書きすぎるのもどうかという気がします。最近は外国人の方もネットでそれなりに予備知識を仕入れて日本に来ますので、そこまで迷惑に感じるということもないように思います。相手を不愉快にさせる程細々書かない方が良いでしょう。

以上、英語のmannerと日本語のマナーの語感が違うという英語小話でした。


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