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日本は女性の社会進出が遅れている
日本は女性の社会進出が遅れていると言われます。一般企業においても相変わらず男性中心の社会であり、特に管理職への女性の登用は非常に遅れていると言われています。
実際自分の知るところでも、課長以上の役職に女性が一人もいないと言う会社があります。
そんななか特に問題視されているのが、出産育児のためにいったん離職した女性の再就職をいかに支援するか?という点です。
年齢別にみた女性の就業率
以下の図は年齢別にみた女性の就業率です。日本の平均と一般に女性の就業率が高いと言われているヨーロッパの国々とを比較した内容になっています。
(出典:内閣府男女共同参画局)
ここに福井県と富山県が別出しで出ているのは、日本の中でも女性の就業率が最も高い県だからです。なぜ福井県と富山県の女性の就業率が高いのかは、内閣府のウェブサイトにも分析がありませんが特に福井県はスウェーデンさえも上回っていることがわかり驚きです。
しかし一般的にみると、日本の平均としては20代の女性の就業率はヨーロッパの国々と大差ありませんが、30歳を過ぎるぐらい、つまり子育ての年齢の辺りで就業率が一旦下がることがわかります。その後50代に向けて緩やかに就業率は上昇しますがヨーロッパの国々と比較すると低いままです。
子育て期に離職して再就職できない
上記のデータから、平均的に見れば日本の女性は子育て期に一度離職せざるを得ない状況にあり、その後なかなか再就職できないという実情が見えてきます。
この女性の再就職の問題をサポートするということは非常に重要な課題です。少子高齢化で労働人口が減る一方ですので、なんとか女性の再就職していただき、働き手として社会に参加してもらうということが重要です。
そんな女性への公的な無料サポートがある
この問題は日本全体の問題ですから、地方自治体においても熱心な取り組みがあります。
特に東京都は人口も多く都が実施する「東京都しごとセンター事業」を通じて、 女性向けの就職支援サービスを行っています。
結婚・出産・育児・介護といった事情でいったん離職したのち、再就職をしようとする女性を支援する事業で、 「女性しごと応援テラス」といいます。
再就職に向けて5日間や12日間の研修をうけることができるのですが、最大のポイントはこの研修を含む全ての支援サービスが無料で受けられる(託児サービスも無料です)ということです。具体的には次の条件に合致する方が支援の対象となります。
- 主に結婚・出産・育児・介護などの理由で現在離職されていて、
- 再就職を希望する女性(その他の理由の方もご相談ください)
- プログラム初日時点で54歳以下の方
- 全日程参加できる方
- パソコンの基本操作(ローマ字入力、ファイルの保存程度)ができる方
また、想定されている職種も一般事務のほか、経理・人事・医療事務などがあります。 離職前にこれらの業務が未経験だったとしても、必要なスキルを身につけることができるようになっています。
再就職を希望しているのであればこのサービスを利用しない手はないでしょう。離職のギャップを埋めて、ブラッシュアップしてくれるはずです。 詳しくは下記よりご確認の上、説明相談会に参加されると良いです。
以上、女性の再就職、東京都の無料で受けられる支援プログラムに参加しよう、という話題でした。公的な事業で、完全無料です。あとから教材を押し売りされたりといった怪しいものではありませんので、ご安心ください。
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