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年収と資産の関係
年収の高さと資産の多さにはどのような関係があるのでしょうか？当然と言えば当然なのですが、以下のデータのように年収が高いほど資産が多いことがわかります。
（出典：総務省統計局 家計調査報告（貯蓄・負債編）－2018年）
このデータでは年収は５つの階級で示されており、それぞれは次の範囲となっています。
- 第I階級：455万円未満
- 第II階級：455万円〜596万円未満
- 第III階級：596万円〜750万円未満
- 第IV階級：750万円〜967万円未満
- 第V階級：967万円以上
つまり、世帯年収455万円未満で平均781万円の資産があり、世帯年収967万円以上で2303万円の資産があるということになります。世帯年収が２倍で資産が３倍になる計算です。
ですが、毎年２倍の収入があるのに、資産が３倍しかないの？という疑問も生まれます。
さらに、これはあくまで「平均」ですので、実際には相当のばらつきがあるはずで、実際別のデータでは世帯年収1000万円でも「貯蓄なし」という世帯が10％程度いると出ています。
1000万円といえば世帯平均年収の約２倍ですから、それでも貯蓄なしというのは驚きですし、お金を貯めるのはなかなか難しいということを証明しています。
お金を貯められる人と貯められない人がいる
上記のとおり、資産形成をするには、まずは収入（フロー）を増やす必要があり、このことは直感的に分かりやすいですが、収入（フロー）が必ずしも資産（ストック）にならない場合がある、ということに留意する必要があります。
もちろん、世帯の家族構成や様々なライフイベントで資産は上下しますが、客観的な事実として、この世には「お金を貯められる人と貯められない人がいる」ということがあります。
なぜお金を貯められないのか？
なぜお金を貯められないのでしょうか？一言で言えば「使ってしまうから」です。これ以上分かりやすい話はありません。
このことは有名な「パーキンソンの第二法則」として知られていることで、その意味は「 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものです。
これは人間の性というか、何も考えないでいると普通こうなります。収入が増えると使ってしまうので、貯まりません。私自身もそうですし、周りを見ても実感としても分かります。
まあ、札束をもってお墓に入れる訳ではありませんし、自分たちで稼いだお金ですから、どう使おうが勝手です。ですが、人生100年時代という背景を考えると、一定のライフプランを立てて、貧困老人にならないようにお金を貯める必要があるでしょう。年金もあてになりませんし、歳をとってお金が無いくらいつらいこともありません。
お金を貯めるにはどうしたら良いか？
（１）収入（フロー）を増やす
まず第一には収入（フロー）を増やそう、ということになります。現在は副業解禁時代ですし、トヨタの社長でさえ「終身雇用はもう維持できません」と言ってしまう時代ですので、「1人1 職」ほどリスキーなことはありません。
副業（複業）を行なって、収入（源）を増やしていく、できれば好きなことをやって収入を増やして行こう、という流れになります。
もちろん本業はおろそかにできませんし、時間と体力の許す範囲で、ということになりますが、何かしら始めた方が良いです。
ここで行動する人としない人の差がつきます。こちらの記事も参考に行動を起こしましょう。
（２）積極的に資産形成をする
また第二には積極的に資産形成をすることが重要です。前述の通り、何も考えないでいると「パーキンソンの第二法則」にはまってしまい、お金は貯まりません。
やはり意識して資産を形成する必要があるのです。これが「お金を貯められる人になる」ということです。
ではどうしたら良いかというと、まずお金を貯めるためのテクニックを知って、その上で行動を起こす、という順番になります。
お金を貯めるためのテクニックとしては、単なる預貯金だけではなく、株式投資や保険商品、不動産投資など様々な選択肢があります。一つひとつがそれなりに深いのですが、学生時代にお金について勉強する機会はほとんどないため、社会人になってから自分で勉強するよりほかありません。
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以上、お金が貯まる人になるにはどうしたら良いか？年収と資産の関係から考える、という話題でした。いろいろな資産形成の方法を学んで、自分にあったものに挑戦してみると良いですね。
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