注意:本記事は2022年版の確定申告書等作成コーナーをもとに作成したものです。2024年版と若干の違いがある場合がありますのでご容赦ください。
前回の記事では「確定申告書等作成コーナー」の使い方<準備編>を書きました。
「青色申告決算書」の作成
準備が終わると次は「青色申告決算書」の作成です。引き続きスクショにてご案内します。
次へ進むをクリックしてスタートです。
以下で提出方法と決算書の種類を選びます。
今回は青色申告特別控除65万円の適用を受けるためe-Taxによる送信で、青色申告決算書を作成します。
白色申告であれば「収支内訳書」を作成します。
次に進むとどの所得の青色申告決算書を作るかを選びます。普通の営業所得なら一般用を選びます。大家さんのような不動産所得がある場合は不動産所得用です。
入力するをクリックすると、以下の入力画面になります。ここでは直接金額を書くか、リンクをクリックして詳細な内訳金額を書くことになります。
まず売上です。リンクをクリックするとこちらの画面になりますので、各月の売上と仕入の金額を書いていきます。この数字を入れるためにはあらかじめ会計ソフトなどで集計しておく必要があります。
その他の費用についても同様に会計ソフトなどから転記して埋めていきます。勘定科目が無い場合は経費の項目に追加します。
すべての損益の入力を終えたら以下のように所得金額が表示されます。
次に進むと青色申告特別控除の金額を選ぶ画面になります。
ここでは控除金額は65万円としています。電子帳簿保存法の承認は受けていないので「いいえ」を選び、青色申告で必須となる貸借対照表の作成は「作成する」を選びます。
すると次に貸借対照表を入れる画面になります。
こちらにも会計ソフトなどから数字を転記していきます。勘定科目が無い場合は追加します。
2年目以降の場合「元入金」の扱いが難しいかもしれません。以下の記事を参考にどうぞ。
入力が終わると所得金額を確認します。
次に住所氏名などを入力します。
(以下省略)
次に送信方法の選択になります。ふつうは「作成コーナーから送信する」になります。
ここまでで青色申告決算書ができました。「帳票表示・印刷」をクリックしてプリンターかPDFファイルに出力します。
印刷が終わると以下の画面になりますので、「入力データを保存する」を選んでここまでの入力データを保存しておきます。
さらに「所得税の確定申告書を作成する」を選択して、いよいよ所得税の確定申告書の作成へ移っていきます。
最後に青色申告決算書から引き継がれる金額の確認があり、「作成開始」をクリックします。
次は<確定申告書編>に続きます。