税理士試験もゴールデンウィークが終わるといよいよ直前期です。よく言われるように、この時期からの追い上げが合否を分けます。
ここまでトップグループの人が凋落していくのも見たことがありますし、ここまで劣等生でも最後の1ヶ月くらいで合格ラインに滑り込むタイプの方もいます。自分は後者でした。
直前期に伸びるためにこれはやっておいた方が良いのでは?というポイントを紹介します。
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目次
ルーチンを固める
先日引退を発表したイチローの「ルーチン」は有名ですね。毎日朝起きてから試合でバッターボックスに入るまでの動作が全て同じ、すなわちルーチンとして同じ動作をひたすら繰り返しているというものです。以前テレビ番組で見たときは食事のメニューまで毎日同じ、ということでした。
なぜルーチンにこだわるのかといえば、それは余計なことを考える必要がなく、出すべき結果に集中できるから、です。途中で迷ったり、考えたり、やり直したりすることは、全て成功の確率を下げることに繋がります。
逆に言うと、ルーチンを作って自分のものにすれば、それだけ成功の確率が高くなります。
税理士試験においても同じことが言えます。税理士試験も「失敗しなかった者」が勝ちます。本試験の日にたまたま失敗しないためにはどうすれば良いか、が重要です。このため、成功の確率を上げることは何でもやっておくべきです。
本試験当日の朝起きてから試験開始までのルーチンを作って、体に覚えさせるようにしましょう。それが直前期にやるべきことです。
試験委員対策
直前期でやはり重要なのは予備校が行う「試験委員対策」です。特に税法科目では試験委員によってカラーが出るので、対策が必要です。
ですが、独学では試験委員対策は実質的に無理でしょう。自分の力でやろうとしても効率が悪すぎます。費用対効果が悪すぎるのです。それなら、むしろ予備校の試験委員対策を使った方が効率が良くておすすめです。
予備校の試験委員対策は当たることもあれば、外れることもありますが、自分の経験ではそんなことは気にせず受講した方が良いです。なぜなら、受講しない場合でそれが試験に出てしまったときに受講した人と差がついてしまうから、です。
私の時は法人税の理論でTACが大当たりしてしまい、TACの試験委員対策を見ていなかった人は撃沈していました。
従って、予備校の試験委員対策はできれば複数の予備校のものを受講して、広く抑えるようにしましょう。自分の場合は、TAC、大原、LECは受講していました。
講義を受講できなくても模擬試験を受けるだけでも試験委員対策になります。各予備校とも試験委員対策を意識して「当てに行く」問題を作成してきますので、模試は受けまくった方が良いです。
特にLECを受けない人が多かったように思いますが、幅を持たせる意味でLEC
も受けた方が良いです。こちらより模試の情報をご確認ください。
暗記のペースを守る
直前期は理論暗記の仕上げをする時期であもります。こちらの記事に書いたように、理論暗記は回転のスピードを徐々に上げていくことで、試験当日に全部覚えていることがゴールです。
理論暗記の予定表を作成して、確実にこなしていきましょう。ただし、「休日」を設けることも大切です。本当に休んでも良いですし、バッファとして遅れを取り戻すために使っても良いです。
余裕のあるスケジュールを作って、小さな成功を味わい続けることが理論暗記の成功の秘訣です。
以上、税理士試験直前期の過ごし方という話題でした。本試験まであと3ヶ月、受験生のみなさん、がんばってください!
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