浅野忠信のドローイング作品展「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」を見て考えたこと

浅野忠信展

(出典:ワタリウム美術館 ウェブサイト)

アート鑑賞が好きです。特にこの手のやつが。俳優浅野忠信さんがこれほどの画力で大量の作品(3634というのは作品の数)を描いているとは知りませんでした。ほんとうにびっくり。コピー用紙の裏紙や封筒の裏などにボールペン書きがほとんど、ということですが、俳優というか表現者なのだな、と思った次第です。

特に印象に残ったのが次のようなことかと。

体の動き

風の表現

建物の描き方

視点(高さ・位置)

YouTubeにご自身が解説している(質問に答えている)動画がアップされていますので、こちらも楽しめます。本人は「癖で絵を描いている」「気分転換」と言っていますが、それが才能というものなのでしょう。


こういうのを見るとアート魂に火がついて自分も描いてみようかなと思います。自分の場合は、iPadのお絵描きアプリ(Procreate)ですが。


「絵を描く」というのは、コーピングの一種としても有効だと思います。コーピングというのは心理学でストレスに対する対処方法で、一定のストレスを感じたときにその対処を行うことで、ストレスを軽減するテクニックです。

こちらの本に書いていることですが、コーピングはたくさんのバリエーションを用意しておくことが望ましく、様々なストレスに対して、このストレスを感じたらこれ!というものを複数用意しておくと良い、とされています。



仕事にしろ、何にしろ、ストレスを感じた時に対処するためのコーピングの一つとして、「絵を描く」ということがとても良いと感じます。おそらく、浅野さんも「描き出すと止まらなくなる」「描いているときは何も考えない」ということから、無意識にコーピングを行っているのでしょう。

もちろん絵を描くこと自体がストレスになるという人もいる訳なので、万人に有効ということではなく、結局「人による」のでしょうが、没頭できるものを持つことは重要です。結果的にコーピングとなって、心の健康を保つのに役立ちます。

上述の本ではコーピングの手段を100くらい持ちましょう、ということが言われています。「絵を描く」をコーピングの一つに加えてみてはいかがでしょうか。よければ下記からどうぞ。




ワタリウム美術館の「TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展」は2019年3月31日(日)まで、です。まだ見ていないという方はお急ぎを。最新の画集はこちらです。素晴らしいですよ。



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